ども、数日前からトンカツが食べたくて仕方がない岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日は衣装付き通し稽古。

 

 

稽古場入りしてアップしていたら

 

共演する入山杏奈ちゃんが

 

ナイスなデニムパンツを穿いていたのが目に留まった。

 

デニム好きの心をくすぐる色とデザインだったので声をかけた。

 

「それ、どこのデニム?」

 

「これは○○○のやつですよ(ブランド名は失念。メンズは無いとこでした)」

 

「いいね、色も形もかっこいい」

 

「ありがとうございます」

 

「俺、デニムが好きでね。てか、デニムしか穿かないんだ」

 

「そうなんですか? たつにぃ、ジャージ姿しか見てないから想像できない(笑)」

 

 

そりゃそうだよな……

 

今、24時間、Tシャツとジャージで暮らしているのだ

 

デニム好きと言っても説得力の欠片もない

 

 

で。

 

そんな男が、久しぶりにスーツに袖を通した。

 

「ジャージは役者の正装」と言われるが

 

「衣装こそ役者の戦闘服」だ。

 

 

袖を通すと、弛んでいた身体が少しだけ引き締まった

 

……ような気がした。

 

(あくまでも本人談です)

 

 

 *

 

 

何歳くらいからだろう?

 

スーツを着こなしている、という感覚を持ったのは?

 

 

これ、説明しにくいんだけどーー

 

若い頃はどうにもスーツが似合わなかった。

 

どう見てもスーツが浮いているのだ。

 

俗に言う「着られている」かんじ。

 

 

他の舞台を観たり

 

映画なんかを見てると

 

なんとも凛々しいスーツ姿の役者さんを見かける。

 

男の僕が見ても「かっちょええな」と思うくらいだ。

 

その人たちに比べると

 

なんと自分の残念なことよ、と思っていた。

 

 

で、

 

スーツが似合う人っていうのは

 

ちょっと歳を取っていて、恰幅がいいという共通点がある。

 

(もちろん、例外の人もいます)

 

 

不思議なもので

 

和装(着物、浴衣)も同じ。

 

細身の若者が着てもなかなか絵にならない。

 

花火大会などで見かける浴衣姿の若者が

 

やたらと高い位置で帯を締めていたりすると

 

「おいおい、浴衣が泣くぞ。俺が着つけてやろうか?」

 

と思う。

 

 

これもすべて

 

たくさんの舞台で

 

いろんな衣裳を着させてもらったおかげだ。

 

 

自分で言うのもなんだが

 

今ならスーツに着られることもない。

 

ちゃんと着こなせている感覚がある。

 

(もしかすると大いなる勘違いという可能性もあります)

 

 

それはきっと

 

経験値と

 

加齢と

 

蓄えた贅肉と

 

それらが熟したからだと信じている。

 

(贅肉って熟すのか?)
 

 

 *

 

 

稽古も残り2日。

 

用意していただいた衣装が泣かないくらいの芝居をしなければ

 

スタッフさんにも申し訳ない。

 

ってことで、今日も自転車乗って稽古場に行きます。

 

(昨日は無事に乗れました。お騒がせしました)

 

 

あ、そうそう

 

女優陣の衣裳、華々しくて素敵でした

 

 

舞台の種類によっては

 

衣装って

 

目の保養にもなるんですよ

 

 

 

 

 

では、また。