ども、サンダル履いたら見事に靴擦れしてしまった岡田達也です。
僕のことを「たつにぃ」と呼ぶ人が
演劇界には何人かいる。
「達也兄さん」略して「たつにぃ」。
一番最初にそう呼んでくれたのは
*pnish*の森山栄治くんだった。
自分では昔から
自身のことを弟分気質だと思っていたので
「たつにぃ」と呼ばれ始めたときは
ちょっとくすぐったく、そして不思議な感じがあった。
まぁ、慣れてきたら
「フム、そう呼ばれるのも悪くないな」
と思うようになったいい加減な男だが。
例えばーー
僕が「アニキ」と呼ぶのは
演劇界で言えば、川原和久さんと、久松信美さんの2人。
川原さんは360度どこから見ても完璧な兄貴分で
考えてみれば20代のころから恐ろしい貫録を備えている人だった。
だから昔からずっと「アニキ」。
たぶん死ぬまで「アニキ」と呼ぶ。
一方、久松さんには貫録はない。
(失礼)
逆に甘えん坊な部分も持ち合わせているし
ツッコミどころも多い人なんだけど
僕は「アニキ」と呼んでしまう。
こちらは、僕が芝居で多分に世話になった経験がそう呼ばせている。
*
僕を「たつにぃ」と呼ぶ人は多い。
そんな中、たった一人「アニキ」と呼んでくる男がいる。
2019年
鳥取で上演さた『U18 シアタープロジェクト』で共演した安森尚くんだ。
(以下、普段通り「安」と呼びます)
当時、高校の演劇部だった安が
あの舞台に立つことによって
いろんな刺激を受け
結果、本格的に俳優の道を志すことになり
新国立劇場の研修所に入所し
(エリート集団と言っても差し支えないでしょう)
無事に卒業まで漕ぎつけ
新しい事務所に所属することになった。
「アニキの背中を見て本気で役者になりたいと思いました」
なんて、真顔で言ってくるバカな男だ。
こちらは
他人の人生なんて背負いたくないし
責任も取りたくないので
「やめとけ、やめとけ」と言い続けたけど
それでも東京に出てここまで頑張ってるのだから
多少の責任は感じて応援してやらねばなるまい。
そんな安が
今日、彼の地元・米子市で
『劇団ワンツーワークス』さんの舞台に出る。
凱旋公演だ。
日本でただ一人
僕のことを「アニキ」と呼ぶ男が
どれほど立派になったのか?
見届けに行く。
もしもヨレヨレだったら
「二度とアニキと呼ぶんじゃない」と釘を刺してやろうと思う。
* *
で、公演がソワレなので米子に一泊してきます。
すみませんが明日の日記はお休みさせてください。
では、また。
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