ども、今夜はしょうが焼きを予定している岡田達也です。

 

 

 

 

 

今日は、台本の話を少しだけ。

 

 

もしも、この日記を

 

お若い俳優さんが読んでくれているなら

 

心に留めておいて欲しいかも。

 

すべてが正しいとは言わないけど

 

参考くらいにはなると思う。

 

 

 *

 

 

台本の覚え方は人それぞれ。

 

“繰り返し口に出す”

 

“繰り返し黙読する”

 

“何度もノートに書く”

 

“録音して聴く”

 

“紙に書いて家じゅうの壁に貼る”

 

“ドラえもんを脅して暗記パンを手に入れる”など

 

ここに関しては、自分に合う方法で良いと思う。

 

 

自分が演じる役の感情解釈

 

これについてもーー

 

というか

 

こここそが俳優としてのセンスが問われる部分だから

 

人それぞれ違っていい。

 

 

ただし、

 

唯一やってはいけないのが、

 

“自分のセリフだけを読み続ける”こと。

 

 

自分の役が発語する材料

 

それから

 

自分の役の気持ちが揺れる動機

 

そのどちらも

 

必ず他の人のセリフの中にあるから。

 

これは絶対。

 

 

昨日、そのうち書くと予告していたのはこの話で、

 

僕も若いころは「自分のセリフをどう言うか?」だけに一生懸命だった。

 

 

「どんなふうに言えば」

 

「どんなテンションで言えば」

 

「どんな感情で言えばいいのだろう?」

 

というのを

 

ひたすら自分のセリフだけを読みながら考えていた。

 

これは、残念ながら、

 

自分のセリフに勝手に縛られている典型と言っていい。

 

 

誤解しないでほしい。

 

自分のセリフを読むなと言ってるわけじゃない。

 

穴が開くほど読めばいい。

 

だけど

 

他の人のセリフを置いてけぼりにすると

 

物語の全体像や、

 

自分の(役の)役割が、

 

いつまでたっても見えてこない、ってこと。

 

 

別に、台本のすべてのセリフを覚える必要なんてないから

 

(やりたかったらやればいいい)

 

本を読むとき

 

自分のセリフだけじゃなく

 

他の役のセリフもほんの少し気にかけてあげること。

 

これができるようになったら

 

いろんなものが見えてくるよ、って話。

 

 

ちなみにーー

 

「岡田達也の話じゃ信憑性が薄い」って人も安心してほしい。

 

木野花さんも同じようなことを言ってたから。

 

 

 

 

 

では、また。