ども、朝のコーヒーをアイスに切り替えようと思う岡田達也です。

 

 

 

 

 

ここ数日、鳥取は天気が悪い。

 

オマケに湿度が高く

 

ジッとしていても筒井俊作(※)みたいになる。

 

(※ 劇団の後輩。彼の周りだけ常に湿度が200%ある。人間加湿器と言っていい)

 

 

昨日の朝

 

父・隆夫さん(88)が言った。

 

「今日はご飯を一合炊いておけばええな?」

 

 

炊飯は、父の唯一の仕事だ。

 

 

“家事に貢献する”

 

“ボケ防止”

 

“運動”

 

“罪滅ぼし”

 

いろんな意味で炊飯をやってもらいたいのは山々だったけど

 

この湿度でもおいしく食べられるおかずが思い付かなかったので

 

思い切って提案してみた。

 

「いや、今日も暑いから、冷やし中華にしない?」

 

 

隆夫さんは麺類が好きだ。

 

大好きだ。

 

ラーメン、焼きそば、蕎麦、パスタなど、

 

麺類ならいつでもどんと来いオヤジで

 

(どういうわけだか、うどんだけは好みじゃないらしい)

 

台所を預かる下々の者(私)からすると

 

下手におかずを作るより楽だったりするので助かることも多い。

 

今どき、冷やし中華など、ありとあらゆるお店で売っているし。

 

 

「冷やし中華! ええなぁ!」

 

「そう?」

 

「実は冷やし中華が食べたいって思っとっただ!」

 

「へ~」

 

「朝からな、テレビでな、やたらと冷やし中華のことやとってなぁ!」

 

「うん」

 

「食べたいなぁ、って思っとっただ!」

 

「それは良かった」

 

 

腐っても親子である。

 

みごとな以心伝心じゃないか。

 

 

ここだけの話……

 

最近我が家ではイオンの冷やし中華を買ってきて提供することが多い。

 

セブンイレブンの冷やし中華の方が美味しいのだが

 

価格が200円ほど違う。

 

財布を握る主夫として200円の差額は大きい。

 

なので、イオンで購入している。

 

もちろん、涼し気な器に移し替えて出すから

 

セブンなのかイオンなのかは隆夫さんにはわからない。

 

 

「最近はなぁ!」

 

「?」

 

「コンビニでもスーパーでも冷やし中華を売っとるけどなぁ!」

 

「売ってるね」

 

「うちのも負けんくらい美味しいけなぁ!」

 

「……」

 

「うちのはお店のに負けてないけなぁ!」

 

 

この場合の「うち」というのは

 

私が作った物を意味している。

 

残念ながら私は手作りしていない。

 

 

いやいや、

 

作れないわけじゃない。

 

だけど

 

手間と材料費を考えたら

 

購入する方が

 

いろんな意味でみんなが幸せになれる。

 

(主に私が)

 

これは間違いない事実だ。

 

 

「うちのはうまいけなぁ!」

 

「あ、ありがとう」

 

 

生真面目な私(本人談)は、一瞬悩んだ。

 

久しぶりに作ろうか?

 

でもなぁ、

 

錦糸卵を作るのも

 

ハムを刻むのも

 

キュウリを刻むのも

 

チャーシューを買うのも手間がかかるし

 

なにより時間もお金ももったいない。

 

やはりイオンだ……

 

 

 *

 

 

「美味しいなぁ!」

 

隆夫さんはイオンの冷やし中華を満足そうに平らげてそう言った。

 

「それは良かった」

 

「おなかい~っぱいになった!」

 

「それも良かった」

 

「またお願いします!」

 

 

 *

 

 

私、悪くないですよね?

 

やっぱりダメですか??

 

正直にイオンだと言った方がいいんでしょうか???

 

 

ってことは

 

先日の夕食にコキールフライ(ホタテ風味のフライ)を出したところ

 

「これはホタテか?」と訊かれ

 

速攻で「ホタテです」と答えたのもNGってことですよね?

 

 

……そうですか

 

……わかりました

 

 

一応、反省はします。

 

が、

 

今後、冷麺を手作りにするかどうかは未定ですし

 

コキールフライを「ホタテ」と言う可能性は大です。

 

 

以上

 

主夫の懺悔と、反省と、未来予想図でした。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

7月2日までキャスト先行予約やってます。