ども、忘れ物が多い岡田達也です。

 

 

 

 

 

『クローズユアアイズ』の思い出話

 

「昨日でおしまい」と書いておきながら

 

もう一つだけ書かせてほしい。

 

 

「終わる終わる詐欺じゃね~か」

 

と、お怒りなのはわかる。

 

だけど私の忘備録としても残しておきたいので

 

あと一日だけお付き合いを。

 

(……と言いながら、半年くらいこの話が続いたらごめんね)

 

 

 *

 

 

キャラメルボックスの

 

時代劇を除く多くの芝居には

 

ダンスシーン(あるいはパフォーマンスシーン)がある。

 

 

とはいえ

 

我々はダンサーでもないし

 

「ダンスの天才」と呼ばれたヤツなど一人もいないし

 

ダンスレッスンを受けている人間もごく一握りしかいないし

 

けっして“金が取れるダンス”が踊れるわけじゃない。

 

(私、昔々、川崎先生に「あなたはうちに来なさい!」と半強制的に通わされてコテンパンにされ、毎週ダンススタジオから恵比寿駅まで泣きながら歩いた経験がありますけど、何か?)

 

 

じゃ、何をするか(できるか)というと

 

物語に沿った

 

物語に必要な

 

物語の手助けになる

 

それから

 

お客さんをドキドキさせる

 

お客さんをワクワクさせる

 

お客さんの期待感を煽る

 

 

簡潔に言うなら

 

“芝居の足し算になるべき表現を、1~2分間使って行ってる”

 

わけであって。

 

 

時間にすればたった1~2分。

 

カップラーメンも仕上がることないほどの短い時間。

 

 

だけど

 

そこには

 

演出家の明確な意図と

 

振付師のセンスと

 

それを表現するための俳優の努力が必要で

 

それらが揃って、初めて魅力的なものになると考える。

 

 

どれか一つ欠けてもダメ。

 

絶対にダメ。

 

 

ただダンスを踊ったからって

 

お客さんの目にカッコよく映ると思ったら大間違い。

 

(ま、あくまでも私の私見ですが)

 

 

もしも『クローズユアアイズ』の台本をお持ちの方は

 

今一度開いてみてほしい。

 

そして確かめていただきたい。

 

脚本の、一番最初のト書きに、何が書かれているか?を。

 

僕の言いたいことが伝わると思うから。

 

 

成井さんが書いた言葉

 

その意図を汲み取った川崎悦子先生の振り付け

 

けっして派手さがあるわけじゃないけど

 

僕はこのオープニングのダンスが大好きだ。

 

(我々のダンスの力量はさて置き)

 

 

YouTubeにあったので貼り付けておきます。

 

 

 

 

「ちょっと待ってよ! わたし、台本を持ってないんですけど~っ!」

 

 「あんた、ホントに性格が悪い!」

 

と、イラっとされた方

 

逆に

 

どんなト書きがあってこのダンスが生まれたのか?

 

を想像して楽しんでください。

 

もしもピッタリ当てたら何か差し上げます。

 

 

以上

 

「終わる終わる詐欺」でした。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

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