ども、0泊1日の東京出張から帰宅した岡田達也です。
昨日はビジュアル撮影で東京へ。
そんなに急がなくても良かったので
「何泊かして、馴染みの飲み屋に片っ端から挨拶行こうかな?」
なんて考えていたのだけど
調べてみたところ、今現在、東京の宿泊施設の値段はどこもかしこも恐ろしいことになっていた。
(コロナ渦と比較すると2倍以上の値段です)
ま、景気回復は良きことなので
私の小さな野望は後回しにして
“寝台特急の往復”という0泊の旅程にした。
とはいえ
子供のころからの鉄道好きだ。
オタクにはなり損ねたけど
いつだって鉄道の旅はウエルカムだし
サンライズなんて寝台車としては現在国内で唯一走っている定期便なので
乗るだけでテンションがある。
楽しい時間だ。
しかも、ここが肝心なのだが
サンライズでは
するめをベロベロしゃぶりながらグビグビ酒を飲んでいても
誰かに非難されることも、怒られることもない。
なんという幸せな空間だろう。
これを山手線の中でやってしまったら速攻で通報されるというのに。
(参考資料 これは2020年の6月、サンライズ出雲の車中にて撮影したものです)
結果、ご覧のような空間が誕生するのだけどーー
*
昨日、東京駅を出発し、しばらくして横浜に到着した。
僕は窓の外を眺めながら一人で宴会を楽しんでいた。
……と、
視線を感じた。
22時を過ぎているとはいえ
横浜駅のホームは人でごった返していて
その中の人々がこちらを見ている
……ような気がしたのだ。
「こいつ、寝台車なんかに乗って旅行にでも行くのか? 浮かれて酒飲んでやがるよ。いいご身分だな~」
「……」
いや、絶対に、絶対に、そんなことは思っていないだろう。
だけど僕のハートの弱さがネガティブな思考へと走らせる。
で、
車内にはブラインドも付いているのでそれを降ろせばいいだけなんだけど
それも何かに負けた気がするので
僕は
ホームの上にある「横浜」という駅名標を見つめながら
“俺はけっして浮かれているわけじゃなく、ハードなスケジュールをこなした仕事帰りなんだよ”
という雰囲気を
俳優として培った能力をすべて注ぎ込みながら醸し出してみた。
それがオーディエンスに伝わったかどうかはわからない。
(……言い方)
が、横浜駅を出発するまでの数分間
僕は俳優としてのスキルを無駄に使い
ドッと疲れが押し寄せてきて泥のように眠ってしまった。
*
6月くらいにはビジュアルが公開されると思います。
では、また。
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