ども、グレープフルーツ好きな岡田達也です。
誰も気づいてないかもしれないがーー
私は俳優をやっている。
噓じゃない。
その証拠に、書類の職業欄には「俳優」と書いている。
(……書いてしまえば誰だって俳優だけどな)
そんな私にとって
ちょっぴり、
いや、とても嬉しい出来事が、毎朝ある。
*
好んでドラマを観ることはないけど
NHKの連続テレビ小説だけは欠かさず観ている。
で、現在放映されているのがこちら。
これが毎日面白い。
ストーリーも良いけど、それに加えてセリフがいい。
登場人物の心情を表現するのにセリフが過不足なく書かれていて
脚本の都合上無理やり書かれているような言葉がない。
それってとてもすごいことだ。
で、
で、
で、
この『らんまん』の脚本を書いているのが
『てがみ座』の主宰でもある長田育恵さん。
で、
で、
で、
僕が2015年、グループる・ばるの公演
『蜜柑とユウウツ ~茨木のり子異聞~』
に出演させてもらったときの脚本が長田さんだった。
この読み合わせのとき
「これはとても手強い作品だ」と思ったのと同時に
「素敵な言葉が並んでるなぁ」と感じたことが忘れられない。
この作品はその後、
第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞したんだけど
それも納得がいく作品だった。
そのときは
数年後、長田さんが朝ドラの脚本を書くなんて想像もしていなかったけど
今、毎朝、彼女の名前を画面で見て
しかも毎日面白いなんて
一緒に芝居を作った人間としてはとても嬉しい。
*
安い自慢話の代表的なものに
「俺、あの人と知り合いなんだぜ」があるが
それでも声を大にして言いたい。
「俺、あの人の書いたセリフしゃべったことがあるんだぜ」と。
長田さん
毎朝、楽しみにしてます!
では、また。