ども、ヒレよりロースを好む岡田達也です。

 

 

 

 

 

父・隆夫さん(87)は

 

パチンコが仕事ーー

 

まちがえた

 

パチンコが趣味だ。

 

 

彼が人生で一番向き合った

 

(あるいは向かい合った)のは

 

学業でも、

 

仕事でも、

 

親でも、

 

兄妹でも、

 

妻でも、

 

家族でもなく、

 

パチンコ台であることは疑う余地もない。

 

それは愚息が保証する。

 

 

しかし

 

そんなパチンコ好きの隆夫さんも

 

加齢には抗うことができず

 

以前は毎日通うほど愛していたいたのに

 

「パチンコ行くと疲れるけなぁ」

 

という言葉を吐くようになり

 

最近では週末出勤がメインというシフトになった。

 

 

 *

 

 

昨日の夜

 

フト、我が家にある神棚を見た。

 

 

神棚には、ある程度、配置に関する決まりがあって

 

手前には「三宝」という神さまにお供えする台があるのだがーー

 

(鏡餅をのっけるヤツですね)

 

 

岡田家の宗教の場合

 

米、魚、果物、乾物、餅、野菜、お菓子など

 

供える物の決まりは一応あるらしいのだが

 

「気持ちの物ですから何でもかまいませんよ。ご自由にどうぞ」

 

という神主さんの言葉を信じて

 

我が家では隆夫さんが食すお菓子をメインにお供えしている。

 

 

している

 

していたはず

 

なんだけどーー

 

 

ん?

 

なんだあれ?

 

真ん中の三宝??

 

黒い、見たこともない物が備えてあるぞ……

 

 

おいおい

 

 

……まさかの財布じゃね~か

 

 

財布を供えるってどうよ?

 

いくら「ご自由に」と言われたからって

 

いくらなんでも罰当たりじゃないのか??

 

 

いや、

 

「苦しい時の神頼み」って言葉があるしな

 

ここのところ負けが込んでいて

 

「神さま、この中にお金が貯まりますように」とか

 

自分に都合のいい祈りを込めてここに置いたのか?

 

 

お供えの意味、わかってんのか、この人???

 

 

……

 

……

 

 

神さま

 

おそらくですが

 

彼に悪気はないと思います

 

いろんな意味で

 

生きることに関して音痴なんです

 

どうか許してやってください

 

 

また改めてお菓子を供えさせていただきますね

 

ま、それも隆夫さんが食べることになりますが……

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

『東京砂漠』

 

ご視聴いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

またお会いしましょう!