ども、毎朝の寝癖がひどい岡田達也です。

 

 

 

 

 

『ブッ○・オフ』というお店に行った。

 

(伏字の使い方、合ってますか?)

 

 

元々は古本を扱うお店だったが

 

今では

 

家電、家具、衣服、アウトドア用品から

 

鍋、食器、ベビー用品、

 

さらには

 

「こりゃどう見ても家で持て余してしまった引き出物だろう」と推察される物、など

 

ありとあらゆる品をリユースして販売している。

 

 

何か目当ての物があって探しに行くのも面白いし、

 

僕は元々、古着が好きな人間だったりするので、

 

店内をブラブラして

 

「おおっ! み~っけ!」というような

 

“宝探し”的な感覚でフラッと遊びに行くことも多い。

 

 

いつものように店内をブラついていた。

 

とーー

 

「あれ?」

 

「これは……」

 

「自分によく似てるな……」

 

「いや、似てると言うより」

 

「これ、俺じゃね?」

 

「25年前くらいの俺じゃね?」

 

「間違いないんじゃね?」

 

という写真を見かけた。

 

 

 

 

……おいおい

 

俺、買い取りされてる?

 

しかも高値で?

 

 

……ハッ!

 

ちがう、ちがう!

 

売買されているのは俺じゃなくて劇団の作品だよな!

 

 

ふ~っ

 

ちょっぴり慌てたぜ

 

 

それにしても

 

2,700円か……

 

 

それが高いのか安いのかはわからん

 

演劇のDVDなんて

 

どこまで行ったって趣味のものなんだから

 

まったく価値を感じない人もいれば

 

100万円の価値を見出す人だっているもんな

 

 

俺にとっての2,700円……

 

それだけあれば1回飲めるな

 

いや、

 

うまく組み立てれば2軒ハシゴできるな

 

 

僕は売り場の前で立ち止まってそんなことを考えた。

 

さらにーー

 

僕はこのDVDを持っている。

 

間違いなくベッドの下のDVD収納棚に入ってる。

 

 

うん

 

ってことはだよ

 

もしも

 

もしももしももしも

 

僕の父・隆夫さん(87)が

 

パチンコで負けが込んで

 

借金をこさえて

 

サラ金のお世話になって

 

首が回らなくなっても

 

まずはこのDVDを売り飛ばせば

 

2,700円にはなるってことだよな?

 

 

……

 

……

 

 

うん

 

そんな悲しい日が来ないことを願おう

 

だから

 

今日も隆夫さんの生き方を正しながら

 

明るく楽しく生きていこう

 

 

ありがとう『○ック・オフ』

 

あなたのおかげでそんなふうに思えました

 

(伏字の位置、合ってますか?)

 

なので

 

残念ですが僕が持っているDVDは売りません

 

その代わりに

 

着なくなった服を持ってきますね

 

高価買取、お願いします。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸