ども、健康第一をモットーにしている岡田達也です。

 

 

 

 

僕には3歳年上の兄・浩一くんがいる。

 

兄は生まれつき、知的・身体の両方に障がいを持っているので

 

子供のころから養護施設のお世話になっている。

 

現在は鳥取県中部の湯梨浜町にある

 

重度の障がい者専用施設であるグループホームにいる。

 

 

これまでは

 

お盆や正月などは3~5泊

 

2ヶ月に一度くらいの割合で1泊

 

というふうに我が家に連れて帰ったり

 

それから

 

2ヶ月に一度くらいはこちらから出かけていき

 

ドライブ好きの浩一くんを乗せ2時間ほど車を走らせたりして

 

一緒に過ごす時間を作っていた。

 

 

コロナが始まるまでは。

 

 

あれ以来、面会禁止になった。

 

もちろん、命を守ることを考えれば当然の措置だと思う。

 

健常者に比べ、自身の不調を訴えることが難しい人が多いので

 

職員の方がとてもデリケートに対応してくださっていた。

 

本当にありがたい。

 

 

ただ、

 

思っていた以上に長い面会禁止期間となった。

 

 

コロナが始まったときは

 

「これは2~3ヶ月で収まるのかな?」

 

なんて呑気に考えていたけど

 

いやいやいやいや、とんでもない

 

日本中が、世界中が、こんなに大変なことになるなんて微塵も思っていなかった。

 

 

あれから3年以上が経った。

 

 

マスク着用が自由になり

 

まもなく5類に移行する

 

ってことで少しだけ自由度が増した。

 

 

数日前

 

浩一くんの今後のことで

 

グループホームの職員さんと話し合う必要があり

 

3年ぶりに尋ねて行った。

 

 

「会われていかれますか?」

 

期待していなかったので驚いた。

 

「いいんですか?」

 

「えぇ、念のためアクリル板越しですが」

 

「ありがとうございます」

 

「浩一くんも喜んでくれると思いますよ」

 

 

 *

 

 

会えない期間も

 

職員さんがたまに電話をかけてくれて声は聞いていたし

 

体調の変化があれば逐一伝えてくださっていたので不安はなかったけど

 

やっぱり直接会って顔を見られたというのは大きい。

 

 

僕はコロナの専門家ではないので

 

この先のことはわからない。

 

たぶん、一時期に比べれば“出口が見えた”ような気にさせられるけど

 

兄のような存在が身内にいるかぎりは

 

「もうただの風邪と同じ」

 

というふうに楽観的に考えられないのも本当で。

 

 

職員さんに「今後もよろしくお願いします」と挨拶したところ

 

「任せてください」と心強い返事をいただいた。

 

 

もうすぐドライブにも連れて行けるとは思う。

 

でも、油断はしないように

 

注意を怠らないように。

 

なんせ、手洗いはできても、うがいができないのだから。

 

 

ってことで、今週あった嬉しい出来事。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

4月23日 12時~

 

『東京砂漠』やります!