ども、Mリーグのセミファイナルが始まって心躍る岡田達也です。

 

 

 

 

 

夕食を用意できない日があったので

 

父・隆夫さん(87)に尋ねた。

 

「今日はお弁当を買ってくるけど、何がいい?」

 

 

この人は肉が好きだ。

 

好きだった。

 

いや、今でも好きなのだが

 

以前より肉を欲する度合いは確実に減っている。

 


今までだったら絶対に

 

「だったらカルビ弁当がええなぁ」

 

とリクエストしていたのに

 

「そうだなぁ、ばら寿司(ちらし寿司)がええなぁ」

 

と言ってきた。

 

 

ある意味“肉離れ”が始まっているのかもしれない。

 

ひょっとしてお迎えが近いのだろうか?

 

 

ちらし寿司なんていくらでも売っている。

 

しかもスーパーで売っている商品で魚介がのっていないやつは、

 

申し訳ないほど安価だったりする。

 

 

……ま、本人のリクエストだし、これで良いか

 

イオンで198円のちらし寿司を購入した。

 

 

いくら父親と毎日のように闘っている人間とはいえ

 

プラ容器のまま出すことに気が引けた僕は

 

白いお皿にお寿司を移して提供した。

 

 

……と

 

隆夫さんは食い付くように食べた。

 

「おいしいなぁ!」

 

「おいしいなぁ!」

 

「ばら寿司は好きだなぁ!」

 

 

そりゃよかったと思っているとーー

 

 

「この白いお皿にのってるのが、またええなぁ!」

 

という驚きの発言が飛び出した。

 

 

この人、器に目が行くんだ……

 

 

「お皿になぁ!」

 

「プラじゃなくてなぁ!」

 

「ばら寿司がなぁ!」

 

「のっかってなぁ!」

 

「こうすると余計においしいなぁ!」

 

 

確かに器がお洒落だと、料理の味が何割か増すのは理解できる。

 

だが、僕は

 

何の変哲もない、洒落っ気もない、白い丸皿にのせただけだ。

 

そんなに褒められると、なんだかこちらが申し訳ない。

 

 

「……そ、そう?」

 

「うん、美味しかったで!」

 

「それは良かった」

 

「あ~、おなかいっぱいだ!」

 

「よかった、よかった」

 

「大満足だ。またこれが食べたいな!」

 

 

僕は調理をしなくて済むし

 

金額は安いし

 

有難いことだらけだ。

 

 

「これで良ければいくらでも買ってきますよ」

 

「白いお皿にのせてくれるか?」

 

「お安い御用だよ」

 

「なら、また頼むわ!」

 

 

そう言ったあと

 

隆夫さんは

 

買ってあったどら焼きを美味しそうにほお張った。

 

 

「……お腹いっぱいじゃなかったのかよ?」

 

というツッコミどころだったが

 

今日はこちらの気分も良かったのでやめておいた。

 

 

 *

 

 

奥さん

 

器を変えるだけで

 

化ける可能性もあるみたいですよ。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

何人の方から「セキュリティコード」についてのご指摘がありました。

 

ありがとうございます。

 

僕も「セキュリティコード」は理解しているので、その入力は問題なかったのです。

 

ですが、その先で、クレジットカードのパスワードを問われて苦しんだのです。

 

4桁の暗証番号ではなく、パスワード。

 

「これしか無い!」が通用しなかったのは初めての経験ではありませんでしたが

 

さすがに心が折れました。

 

次のガイナーレ戦までには、なんとかしたいと思っております。

 

 

改めまして

 

みなさまが温かく見守ってくださるおかげで私はなんとか生きていられます。

 

今後も、ご指導のほどよろしくお願いします。

 

 

 

お知らせ

 

4月23日 12時~

 

やります!