ども、9日の人間ドックに向けて調整中の岡田達也です。

 

 

 

 

 

東京の東中野の駅前に

 

『モーゼ』という大好きなパスタ屋さんがあった。

 

「あった」と書いたけど、今でもある。

 

食べログでも評価の高い、

 

かと言って、けっして気取ってるところのない、

 

大衆的なパスタ屋さん。

 

 

頼むメニューはいつも決まっていて『明太子としめじ 具の大盛り』の一択。


毎度毎度同じものをオーダーし

 

「どうすればこれを家でも再現できるだろう?」

 

と、食べながら思いつつ

 

「いや、まてまて。これは専門店だから出せる味であって、素人が真似したって上手くいくわけないよな」

 

と勝手に諦めていた。

 

 

一昨日

 

スーパーを歩きながら、

 

突然、

 

本当に突然ひらめいた。

 

「あれをああして、これをこうすれば、あのパスタと似たようなものが作れるんじゃないのか?」

 

「うん!」

 

「ダメで元々。チャレンジしてみるか!」

 

思い立って作ってみた。

 

 

これが、、、

 

思いのほか上出来な味に仕上がった。

 

もちろん、

 

市販のソースをアレンジした程度のものなので

 

お店の味に適うはずもないんだけど

 

「あれ、食べたい!」の気持ちを満たすには十二分なパスタが完成した。

 

(レシピはいずれ「タツヤパッド」で発表します)

 

 

 * *

 

 

話は飛ぶ。

 

 

芝居を観ているとき

 

それから

 

稽古で苦しんでいるときなど

 

「あぁ、あの人みたいに演じられたらいいのになぁ」

 

と思うことがある。

 

よくある。

 

しょっちゅうある。

 

 

あくまでも例えだけどーー

 

劇団の先輩で言うなら

 

西川浩幸先輩のようにお客さんと気持ちが地続きになれれば、とか

 

近江谷太朗先輩のように端から端までエンタメ精神で満ちている、とか

 

上川隆也先輩のように緻密で繊細に、とか

 

それらは

 

僕から見れば

 

まるで手の届かない演技のように思えてしまい

 

憧れつつも

 

「自分にはできるわけがない」

 

という諦めがいつだって先に立つから

 

なかなかチャレンジしにくい。

 

 

だけど、

 

『モーゼ』のパスタのようなオンリーワンを

 

“ダメ元で真似る”のと同じように

 

怖がらないで誰かの演技を真似してみることは、

 

誰の邪魔にもならないだろうし、

 

(演出家には怒られるかもしれないけど)

 

ひょっとすると“気付きの手掛かり”を与えてくれる可能性だってある。

 

 

ものまね芸人さんのような

 

声帯模写、形態模写なら話は別だけど

 

演技なんていくら真似したって同じになることはないし

 

基本的に

 

“自分以外の俳優の演技は良くも悪くもお手本”

 

だと考える。

 

 

“だったらまだまだ試せることはあるかもなぁ”

 

なんて、明太子としめじのものまねパスタを食べながら思いましたとさ。

 

 

ま、

 

今は稽古も本番もやっていないので

 

試す場すらないんだけど。

 

 

 * *

 

 

昔から

 

美味しいものに出会うと

 

“この味、家で再現したい!”

 

って思う男なんです。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

 

 

「ひょっとすると仕事の都合で参加できないかもしれません」と言っていた小多田直樹くんの参戦が正式に決まりました!

 

たっぷりお祝いしてもらいます!