ども、西京味噌漬けに目がない岡田達也です。

 

 

 

 

 

『達也汁』

 

これは、私の日記だ。

 

 

とはいえ

 

こうして人目に付くところにアップしているわけだから

 

誰かが読むことを前提に書いているのは間違いない。

 

だから

 

毎日たくさんの方に読んでいただけているのは素直に嬉しい。

 

 

なにより

 

俳優のくせに演劇論がほとんど語られていない

 

実に薄っぺらい日常の内容ばかりにもかかわらず

 

読んでくださっている方がいるってだけで涙が出る。

 

 

誤字脱字の多さも

 

内容が重複していることも

 

毎日のように誰かから指摘されながら書いているが

 

それはどうか勘弁してほしい。

 

朝の忙しい時間に、小説を書くように丁寧に書くわけにはいかないのだ。

 

 

……長い前置きになってしまった

 

なぜこんなことを書いたかというと

 

今日の内容もいつも通りペラペラだからだ。

 

 

 *

 

 

好き嫌いの権化である父・隆夫さん(87)

 

の食事の献立を考えることに疲れた僕は

 

久しぶりに思い切って尋ねた。

 

「明日、何か食べたいものはある?」

 

「食べたい物か……」

 

「うん」

 

「そうだなぁ……」

 

「うん」

 

「食べたいものなぁ……」

 

「うん」

 

「別にないけどなぁ……」

 

「うん」

 

「そうだなぁ……」

 

「うん」

 

「鮭、焼いてもらおうかな」

 

 

想定内のーー

 

いや、内どころか

 

予想通りの答えが返ってきたな

 

エビフライか、焼きそばか、焼き鮭だと思ってましたよ

 

 

毎日、息子が

 

自分の好きなものだけを用意してくれるから

 

いざ尋ねられても食べたい物のイメージが浮かばないんですよね?

 

 

わかりました

 

鮭、焼きます

 

 

「あのなーー」

 

「?」

 

「よく焼いてな」

 

「……」

 

「焦げたんでええで」

 

「……」

 

「焦げたくらいでええで」

 

「……」

 

「焦げたくらいでええで」

 

「……」

 

「黒いくらいーー」

 

 

 *

 

 

うっせぇぇぇぇぇえええええ!!!!!

 

うっせぇぇぇぇぇえええええ!!!!!

 

うっせぇぇぇぇぇえええええわわわっっっ!!!!!

 

 

知ってるよっ!

 

よ~く知ってるよっ!!

 

わかってるよっ!!

 

 

生魚が嫌いなことは!

 

魚臭いのが嫌いなことは!!

 

物心ついたときから擦り込まれてきたんでねっ!!!

 

本人であるあなたよりも!!

 

私の方が理解しているつもりですけどっっ!!!

 

 

その証拠に!

 

今まで!

 

たった一度でも!

 

よく焼きしていない焼き魚を!!

 

食卓に出したことありますか???

 

ないですよねぇぇぇぇぇえええええ?????

 

 

……

 

……

 

という心の叫びを飲み込んで

 

僕は一言だけ言った。

 

「ご心配なく。黒焦げにして出しますから」

 

 

隆夫さんは小声で呟いていた。

 

「あ、いや、そういうーー」

 

 

ちょっとエッジが利きすぎたのかもしれない。

 

 

 *

 

 

こうして日常は過ぎていく。

 

そのうち芝居の話も書きたい

 

……と思っている。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

 

2月に入りました。

 

間もなくやります!