ども、大食いユーチューバーの方に感謝する岡田達也です。
昨日、テレビの話を書いた。
鳥取で見られる民放はたった3局しかないんだぞ、という話。
もちろんケーブルに加入すればいいんだろうけど
我が家はBSも映るし
それに何より
僕自身が以前に比べ
テレビ番組に興味も執着もなくなってしまったので
今の数で十分だと思っている。
しかしーー
我が家の殿様である父・隆夫さん（87）はそうはいかない。
テレビしかないのだ。
テレビがすべてと言っていい。
ま、それはいい
好きなだけテレビを楽しんでくれればいいのだが
（ただしもう少しボリュームは下げてね）
問題は
好きなジャンルが限られていて
殿様が興味をそそられるのは
「相撲」「囲碁」「将棋」
それから「グルメ番組」
以上の4つしかない、ということだ。
「相撲」は2ヶ月に一度だし
「囲碁」と「将棋」は日曜日の昼間だけしかやってない。
「グルメ番組」も毎日やってるわけじゃない。
だから
夕食を食べ終えたあと
『有吉ゼミ』『オモウマい店』『バナナマンのせっかくグルメ』
が無い曜日は殿様がつぶやく。
「今日はええのがないなぁ～」
彼の言う「良い番組」は上記の3つと
唯一の例外として『プレバト』
以上の4番組だけが“見るに値する番組”だ。
テレビとは
流れている番組を見るしかないし
気に入ったのが無ければ見なければいい
そういう存在なんじゃないのか？
少なくとも僕はそう思う。
しかし
殿様という生き物はちがう。
強欲なのだ。
満足させてほしいのだ。
気に入った番組がないと
“余は不満である”というアピールに余念がなく
「ええのがないなぁ～」をひたすら連発する。
僕はテレビ局の人間ではない。
つまらなさそうに「ええのがないなぁ～」と言われても
番組を改変する力など持っていないし、どうすることもできない。
で、
諦めてもらえばいいのだろうけど
「ええのがないなぁ～」を連発されると
こちらの精神衛生上良くないので
仕方なくYouTubeをテレビにキャストして殿様にお見せしている。
その番組は当然食べることに特化したチャンネルばかりだ。
殿様お気に入りの人たちをいくつか紹介しよう。
この「テレ東出身」の人たちと
この人たちに関わる人の番組を流しておけば
殿様は
実に楽しそうに、
機嫌よく、
ときに「か～っ！」と呆れたような反応をし、
毎回「この人たちはお腹いっぱいにならんのか？」と同じ質問をしながら、
食い付いて見てくれる。
これが、私の、大事な大事な仕事
ーーだったりする。
＊
僕が子供のころは
「ずっとずっとテレビを見てたい！」と言っては母に怒られたものだが
自分がこんなにテレビ離れするなんて思ってもいなかった。
僕も歳を取れば
隆夫さんのように
再びテレビ帰りするんだろうか？
いや、
さすがにそれはないか？
＊
面白い大食い番組があれば教えてください。
では、また。