ども、おでんで暖を取る岡田達也です。
おでんが好きだ。
大好きだ。
「カレーは飲み物」と言ったのは
ウガンダトラさんだったか
筒井俊作(劇団の後輩)だったか忘れてしまったが
それはどちらでもいい。
僕にとって「おでんは飲み物」と言っていい。
若いころは思っていた。
いつの日か
“ガード下の屋台で熱燗をチビリチビリやりながらおでんをつつく”
そんな大人になろう!
そうなる予定だった。
実際
大学を卒業し、東京に出てきて吉祥寺で働き始めてすぐ
吉祥寺駅近くの屋台で
熱燗を飲み、おでんを食べた。
「……ふっ、これでいよいよ俺も大人の仲間入りだな」
と思ったものだが
54歳の今の自分を見つめると
それが多いなる勘違いであったことだけは理解できる。
残念ながら
私は、まだ、大人の仲間に入れていない。
その証拠にーー
*
おでん専門店だけでなく
屋台にせよ、コンビニにせよ、
おでんを満足いくまで食べるとかなりの金額になる。
なので、自宅にいる今は自作している。
スーパーで自分の好きなタネを選んでいるときの幸せと言ったら
他に例えようがない。
ちくわぶ以外のすべてを食したいと思う。
(関東圏のみなさん、本当にすみません。未だにあれだけは納得いかないです)
幸せな悩みだ。
さておき
“普通の方なら3日は持つだろう”
くらいの量を買って帰るのだけど
それを一晩で食べる。
食べきってしまう。
翌日に残らない。
残せない。
わんこ食いしいてしまうのだ。
無限おでん食いしてしまうのだ。
先日気付いたのだけど
僕はおでんを食べ始めると箸を置かない。
一度食べ始めたら
鍋から追加するとき以外は箸を置かないので
つまりはエンドレスに食べ続けているということになる。
理想形は
「熱燗をチビリチビリ、たまにおでん」
だったはずだが
現実は
「ビール、チューハイ、ハイボールをがぶがぶ、ず~っとおでんおでんおでんおでんおでんおでんおでんおでんおでん」
というおじさんに仕上がった。
僕の未来設計図は
いつだって
どんなときだって
大きく外れるようだ。
* *
誰も興味ないかもしれないけど、付け加えておきます。
我が家は昔から
昆布とかつおで取った出汁をベースにしていたけど
最近は
昆布とあご出汁がマイブームで
これをベースに仕上げると
かつおよりも少しだけ甘みのある仕上がりとなりますよ。
そりゃ、もう、セブンイレブンのおでんに負けないくらいの味で
(誰も食すことができないので好きなこと書いておきます)
「これ、お店でお金を取ったらいくらだろう?」
ってニヤニヤしながら食べております。
よろしければお試しあれ。
では、また。