ども、24と25日は客席に降りてキャラメルを配る日だと脳に刻まれている岡田達也です。
僕はクリスマスにケンタッキーを食べない。
行列に並びたくないし
予約するのもめんどくさい。
そもそも
我が家では子供のころからクリスマスにチキンを食べる習慣が無かったし。
なので、どうせ食べるなら焼き鳥の皮を塩でいただきたい。
ついでに言えば
クリスマスにケーキも食べない。
誕生日が稽古中とか本番中だとケーキを用意してもらえることがあるので
そういうときだけケーキを口にするけど、自分で買って食べることはない。
ケーキが嫌いなわけじゃないけど、好んで食べたいとは思わないから。
で、だ。
いつ頃からか記憶が無いが
ピザがクリスマスのレギュラーポジションを獲得しているではないか。
僕が子供のころはそんなことなかった。
（というかピザそのものが市民権を得るのはずっと後だし）
昨日だって、近所のイオンに行くと「まさか鳥取市民の今夜のメニューは全員ピザなのか？」というほどピザが山積みされていた。
＊
父・隆夫さん（87）は
焦げたものに目がない。
テレビでこんがり焼けたピザが出てくると必ず「美味しそうだなぁ」と口にする。
だから「いつの日かピザを食べさせてあげよう」と思っていた矢先ーー
我が家の近所にピザハットがオープンした。
噂ではピザハットに『ごはんピザ』なる商品があるというではないか。
隆夫さんは焼きおにぎりも大好きなので
「ひょっとするとこの「ごはんピザ」はいけるんじゃないか？」と考え
今月の頭、ピザハットで普通のピザとごはんピザを購入し食べさせてみた。
「……どう？」
「これはーー」
「……」
「おいしいなぁ！」
「そうっ！？」
「うん、これはまた食べたいわ！」
「良かった！」
僕の読みは当たった。
＊
それから数日後
隆夫さんが言った。
「あのピザ、また食べたいなぁ」
「うん、いいよいいよ」
「美味しかったけなぁ」
「わかった、また買ってくるよ！」
「年内になぁ」
「うん。でも、クリスマスはピザ屋が混むから頼まないよ」
「いつでもええで、クリスマスじゃなくても」
「我が家のクリスマスはピザじゃなくてもいいもんね？」
「えぇ、えぇ、クリスマスはなんでもええ（笑）」
「だよね（笑）」
＊
ピザを頼むならクリスマスがあけた26日あたりが狙い目かな……
そう考え、忘れないように予約を入れようとピザハットのホームページを開いた。
が、、、
「ごはんピザ」
「期間限定販売 8月17日～12月18日」
「このキャンペーンは終了しました」
……
……
クリスマスを避けても、もうごはんピザは手に入らない。
さてさて、どうしたものか？
シェフは新たな悩みを抱えてクリスマスを過ごすことになった。
う～ん
モスのライスバーガーとはちょっと違うんだよなぁ
＊
みなさまは今夜何を召し上がりになりますか？
どうぞ素敵なクリスマスイヴをお過ごしください！
では、また。