ども、鳥取に戻ってきたら雪景色だった岡田達也です。

 

 

 

 

 

キャラメルボックス2022クリスマスツアー

 

『クロノス』

 

 

 

神戸公演初日を観劇

 

それから生アナウンスしてきた。

 

 

観劇だけの予定だったんだけど

 

プロデューサーの仲村和生氏に

 

「せっかく神戸まで来るなら生で前説してもらえませんか?」

 

というお願いをされていたのだ。

 

 

どのみち、生でやらなくても録音では参加する予定だったので

 

「いいですよ」と二つ返事で引き受けたのだけど

 

これが思いもよらぬほど大変だった

 

ーーという話はまた明日。

 

 

今は、まず『クロノス』の感想が先。

 

 

 *

 

 

脚本・演出の成井さんは

 

たくさんの原作物を脚色し、舞台化してきた。

 

 

『クロノス』はその中でも屈指の脚本じゃないだろうか。

 

 

……わかってる、わかってる

 

脚本を一本も書いたことない僕が

 

「あーだこーだ」言うのは大いに筋違いなことは重々承知の上で

 

それでも言いたいことがある。

 

(どこから目線で語る気だ?)

 

 

この作品が魅力的である理由の大きな一因は

 

脚色するにあたり

 

ただただ原作を切り取って構成しているのではない、ということ。

 

成井さんが膨らませている部分が多々あるのだけど

 

それが

 

梶尾真治先生の世界観を壊すことなく

 

というか

 

リスペクトしながら見事に広げられているーー

 

これに尽きるんじゃないだろうか。

 

 

“足し算じゃなくて、掛け算”

 

 

僕の勝手な想像だけど

 

成井さんと梶尾先生の中で

 

お互いに大切にしているものがあって

 

それが

 

「孤独」なのか

 

「純真」なのか

 

「生きること」なのか

 

「自分」なのか

 

「自分以外の他者の存在」なのか

 

「物語」なのか

 

「トリック」なのか

 

「ガジェット」なのか

 

「熱量」なのか

 

それが何かはわからないけど

 

共通してるんじゃないのかな?

 

と想像してしまう。

 

 

そうでなければ、こんな化学反応、起きないのでは?

 

 

僕は『クロノス』シリーズには何度か出させてもらったけど

 

『クロノス』に出演したことはない。

 

 

2005年の初演のとき

 

サンシャイン劇場の客席でこの芝居の初演を観たとき

 

「あぁ、これに出たかった!」

 

と、嫉妬したのは事実だし、その気持ちは一生忘れないだろう。

 

 

残念ながらその機会は持てなかったけど

 

その代わり

 

そう思った(思えた)作品を

 

こうやって、

 

劇場で、生で、

 

しかも、キャラメルボックスのホームグラウンドである新神戸オリエンタル劇場(旧)で観られる機会をもらえたんだから

 

よしとしなければ。

 

 

 

後ろから盗撮してみました。

 

 

 *

 

 

神戸公演は昨日で終わり。

 

21日からは池袋サンシャイン劇場で始まります。

 

 

僕はずっと参加できていないけど

 

この季節に観るキャラメルボックスは何か一味ありますね。

 

 

お一人様でも

 

親子でも

 

友達でも

 

恋人でも

 

何人だろうが

 

どんな関係の人とだろうが

 

劇場に来ていただければ

 

気持ち良く、安心して、楽しんでもらえると思います。

 

それがキャラメルボックスの売りですから。

 

 

劇場でお待ちしています。

 

 

 

 

 

では、また。