ども、海賊王より石油王になりたい岡田達也です。
『世襲戦隊カゾクマン』
昨日から東京後半戦が始まった。
昨日はアフタートークもあってか満席となり
本番もかなりの盛り上がりとなった。
(ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!)
そのアフタートークの登壇者は
山口良一さん、熊谷真実さん、ゲストの田中真弓さん
このトークが、まぁ、面白かった。
全員還暦越えという
世間的には「おじさん」「おばさん」に分類されるであろう方たちが
身を削りながら、
というか
本能に赴くまま、
というか
包み隠さず、
というか
まぁ、平たく言えば
自分たちがしゃべりたいことをしゃべり倒しているだけなんだけど
3人の根底にあるサービス精神と
経験値の豊富さが相まって爆笑の連続だった。
*
先日、赤坂レッドシアターで
柳家喬太郎師匠と、山口さんと、曽世海司くんの3人で落語会が行われた。
その翌日
ちょっと気になっていたことを
落語好きの舞台監督・村岡晋さんに尋ねてみた。
「噺家さんのピークって何歳くらいなんですかね?」
晋さんはニヤッと笑って言った。
「俺ね、そこにはちょっと(一言)あるんだよねぇ」
「おっ、何歳くらいですか?」
「62、3歳から10年くらいだと思う」
「その心は?」
「その年齢の頃から力が抜けるんだよ」
「はぁ」
「病気になったて力が入らなかったり、体力が落ちていくから力を入れようと思っても入りきらなかったり」
「60過ぎてそうなっていくことが多いと?」
「で、そういう状態になってから「じゃどうするのか?」「何を見せるのか?」っていう変化が出始めてからが面白いんだよ(笑)」
「へぇ」
「力が入らないってのは大事なことなんだよ」
*
真実さん62歳
真弓さん67歳
山口さん67歳
お三方は噺家ではなく俳優だから
晋さんの話に括ってはいけないんだろうけど
その“力みのなさ”は見ていて本当にうらやましい。
力まないからこそ
客席と地続き(の空気感)で楽しいトークが展開できるのだ。
僕はいまだに芝居もトークも力みっぱなしで
(それが自分の弱点だということも理解しているんだけど)
なかなか脱力することができない。
もちろん脱力に繋がるトレーニングはいくつもやってるんだけど
だからと言って実践できるかというと
それはまた別問題。
ま、別角度から見れば“若さの証拠”とも言えるかもしれないが
早いとこ3人のように
肩に力を入れないでお客さんと向かい合えるようになりたい。
アフタートークのアフター。
真弓さんを囲んで。
(念のため書いておきますが、撮影時だけマスクを外しています)
本日はパート2 14時開演です。
劇場でお待ちしています。
では、また。