ども、今年もドラフトにかからなかった岡田達也です。

 

 

 

 

 

大丈夫だ

 

一生、声が掛かることはないから安心しろ

 

 

 * * *

 

 

昨日は稽古休み。

 

 

ってことで

 

まずは大きな大きな風呂へ行って

 

汗や涙を絞り出し

 

(涙は絞りだす必要がないのでは?)

 

サウナの中で脂肪も燃焼しないかと願い

 

(それはない)

 

湯船でセリフを呟き

 

(だからやめておけ)

 

 

すっかり腑抜けになった後

 

芝居で使う小道具の買い出しに行った。

 

 

男前男の必須アイテムである「サングラス」を。

 

 

 *

 

 

パート2のとき

 

「男前男はガクトを気取っているイメージで」

 

というワードを演出から聞いて

 

「なるほど」と納得した。

 

 

が、

 

僕がどうやってもガクトにはならないので

 

せめて小道具だけでも寄せてやろうと思い

 

彼が愛用しているサングラスを調べてみた。

 

 

『VARTIX』という

 

京都にある宝飾品、腕時計などを手掛けるデザイン会社のもので

 

お値段が38,000円だった。

 

 

……

 

……

 

個人の小道具に38,000円???

 

ダメだ

 

プロデューサーに殺される……

 

 

仕方がないので

 

よく似たデザインの、一桁安い物を探して歩き回った。

 

なつかしい思い出だ。

 

 

そして

 

パート3のときも同じように探し歩いた。

 

(そのサングラスは舞台監督さんの管理になるので、僕は持っていないのです)

 

 

そして今回もあちこち歩きまわり

 

(残念ながら前回の物は残ってませんでした)

 

おかげで満足いく商品を見つけることはできた。

 

 

できたけど

 

やはり現実というのは厳しい。

 

鏡に映してみたもののガクトにはほど遠く

 

“聖子ちゃんカットにしたからと言って聖子ちゃんになれるわけではない”

 

という格言を思い出し、ちょっぴり泣けてきた。

 

(……そんな格言あったか?)

 

 

まぁ、いい

 

稽古場での稽古もあと3日。

 

小道具の力を借りて、また一歩前進できるように頑張ろう。

 

 

 

 

 

では、また。