ども、押し出される岡田達也です。

 

 

 

 

 

久しく食べていないが「ところてん」という食べ物がある。

 

 

母・秀子さんの実家がある鳥取県の青谷町は

 

天草(海藻)が豊富に取れるところだったので

 

多くの家庭でところてんを手作りしていた。

 

 

子供のころ

 

祖父の家に遊びに行くと

 

おやつ代わりにところてんを出されていたので

 

喜んで食べていたものだ。

 

(甘いたれで食べる方も多いそうですが、僕はしょうが醤油オンリーです)

 

 

ところてんは「天付き」という専用の道具を使って作る。

 

四角い箱にところてんを入れて棒状のもので押し出すと

 

細い糸状になって出てくる。

 

 

この作業が大好きで大好きで仕方がなかった。

 

「ところてん作るのやらせて!」と

 

いつもおばあちゃんにお願いをし

 

作る予定もなかったろうに

 

「じゃ、たっちゃん頼むわ」

 

と、優しい祖母は笑って作らせてくれた。

 

 

 * *

 

 

連日稽古している。

 

てか、稽古しかしていない。

 

 

パート1、パート2の段取りは粗方付いた。

 

昨日の稽古でパート3の3分の2までやった。

 

今日の稽古でパート3が終わる予定。

 

つまり、3話分のすべて1周したことになる。

 

 

いつ頃からだろう?

 

「一つセリフを覚えると、一つセリフが出ていく」

 

という不思議な現象が自分に現れるようになったのは。

 

 

若いころはあっという間に覚えたものだ。

 

そして忘れることはけっしてなかった。

 

 

それなのにーー

 

なぜ、脳内に留まってくれない?

 

なぜ、出ていこうとする?

 

 

これじゃまるでところてんではないか……

 

 

明日は9日ぶりの稽古休み。

 

明後日からパート1に戻る。

 

やる前からある程度想像していたが

 

この負荷は思っていたよりでかい。

 

 

子供のころ

 

あれだけところてんを作ってきたのだ。

 

もういいだろう?

 

自分の脳みそをところてんにしてどうする?

 

 

同じ悩みを持つみなさま

 

踏ん張りましょう。

 

 

 

 

 

では、また。