ども、柴犬になりたい岡田達也です。

 

 

 

 

 

稽古場までの50分ほどの道のりを徒歩で通っている。

 

 

最初のうちは

 

同じ道ばかりを通るとそのうち飽きるかもと考え

 

あまり遠回りにならない程度に違うルートをさぐって

 

あっちへ行き、こっちを通り、

 

極力見たことのない景色を楽しんでいたのだけどーー

 

 

稽古が始まって10日ほど経つ今

 

同じルートに固まってしまった。

 

 

いろんなルートを通っているうちに

 

僕の好きな香りを発する場所を発見してしまい

 

ついつい足が向いてしまうのだ。

 

 

第1ポイントは

 

金木犀が香る家。

 

亡くなった母・秀子さんが、金木犀の香りが大好きな人だった。

 

僕が子供のころ

 

二人で買い物に出かけ

 

金木犀の香りがすると足を止めて

 

しばらくその香りを楽しんでいた。

 

その影響なのか今でもこの香りが大好きだ。

 

 

第2ポイントは

 

小さな小さな珈琲屋さんの前。

 

このお店、店内で豆を焙煎してるんだけど

 

何とも言えないコーヒーの良い香りが道に駄々洩れしているので

 

僕はお店を通過する10mほど手前からマスクをずらし

 

その香りが消えるまで目一杯吸い込んでいる。

 

ちなみに

 

そのお店で飲んだことは一度もない。

 

(……そんだけ楽しんでるなら金払えよ)

 

 

第3ポイントは

 

とあるパン屋さんの前。

 

これは説明不要だろう。

 

あの、パンの焼ける香り

 

僕にとっての幸せの種の一つなのは間違いない。

 

ちなみに

 

そのお店で買ったことは一度もない。

 

(……だから買えよ)

 

 

第4ポイントは

 

駅前にある立ち食いそば屋さんの前。

 

これまた説明不要だろうか?

 

あの、なんとも言えない出汁の香り

 

僕にとっての幸せの種の一つなのは間違いない。

 

ちなみに

 

このそば屋の香りに負けて入って食べてみたところ

 

ホームラン級の美味しさだったので

 

すでに4回食べている。

 

 

こうして

 

毎日同じ道を通うことになったけど

 

好きな香りが待っていると思うと飽きはこなさそうだ。

 

 

ただ、

 

金木犀以外は

 

すべて食べ物飲み物というのがやや気になるけど……

 

やっぱり自分は卑しいのだろうか?

 

 

さて

 

今日も好きな香りをハシゴしてきます。

 

 

 

 

 

では、また。