ども、靴のクッションがへたりやすい岡田達也です。

 

 

 

 

 

東京に来るたびに探しているウィークリーマンション。

 

先方さんが用意してくれることもあれば、自分で探すこともある。

 

 

で、自分で探す場合

 

住まい選びに何を優先しているか?

 

それはいつだってブレることがない。

 

「稽古場からの距離」だ。

 

基本的に、徒歩で40~60分かかるところ

 

(あるいはもう少し遠くてもOK)

 

を、中心に探している。

 

 

それは

 

雨や槍が降ってこないかぎり

 

徒歩で移動するようにしているから。

 

(いつの日か一万円札が降ってこないものか?と期待して歩いているけど、残念ながらまだその日はやって来ません)

 

 

60分歩けば

 

ウォーミングアップになるし

 

クールダウンになるし

 

有酸素運動になるし

 

要は、運動不足解消になるので

 

芝居のためというより

 

健康を維持して生きていくために

 

“歩く”ことを大切にしている。

 

 

 * 

 

 

鳥取を離れる前

 

父・隆夫さん(87)をパチンコ屋まで送迎したときのこと。

 

 

「今日はなぁーー」

 

「?」

 

「パチンコ屋の前じゃなくて、ローソンのところで降ろして!」

 

「わかった」

 

「ちょっと歩きたいけなぁ!」

 

「……」

 

「歩かないけんけなぁ!」

 

「……」

 

 

パチンコ屋とローソンは3軒隣だ。

 

距離にして20歩くらいだろうか?

 

 

「今日は天気もええけ、歩きたいだが!」

 

「……」

 

「だけ、ローソンの前にして!」

 

「……」

 

「歩かないけんけなぁ!」

 

「……」

 

 

父上よ

 

基本的には僕も同じ考えを持っています

 

歩くのは健康に良いと信じています

 

しかしですね

 

20歩って、何かのリハビリですか?

 

ケガをしてリハビリをされているのならともかく

 

もしそうじゃないのなら

 

家の中でリビングからトイレに移動往復する距離と遜色ないと思われるのですが?

 

それを「歩く」と言われても、みたいな

 

それにですね

 

“健康づくりのために”というアピールを必要以上にされても、私、困るんです

 

実際「……」で返しているでしょ?

 

返事のしようがないんですよ

 

肯定しづらいですもん

 

「おっ、がんばるね!」

 

「よく歩くね!」

 

「さすがだね!」

 

「この、鳥取の黄門ちゃま!」

 

って言ってほしいですか?

 

 

無理です

 

 

 *

 

 

今日から歩き始めます。

 

 

良い稽古になりますように。

 

 

 

 

 

では、また。