ども、圧倒的にV3が好きだった岡田達也です。

 

 

 

 

 

梅雨らしい梅雨を感じないまま7月になった。

 

毎日テレビのニュースから流れてくる「熱中症警戒アラート」なる言葉にも慣れてきてしまった。

 

(「熱中症警戒アラート」と「線状降水帯」、この二つの言葉は近年覚えました)

 

 

なんだか日本中が発熱してるようで

 

赤や紫や黒に塗られた日本地図が映し出されるたびに気が重くなる。

 

 

実際、我が父・隆夫さん(87)はテレビのニュースを見ながら

 

「今日も暑いなぁ~」

 

「35℃だって」

 

「老人は死ぬわ」

 

「家を出たらいけんなぁ」

 

「(近所の)ファミマまで行きたいけど、暑いけなぁ」

 

「暑いと疲れるなぁ」

 

と、何もしていないのに

 

“暑い”という情報だけで、気力も体力もすっかり奪われてしまっている。

 

 

ちなみにーー

 

(えり)さんからのコメントで「隆夫さんにクーラーを使ってください!」というお願いがありましたが

 

父はしっかりとクーラーを使用してますし

 

さらに、

 

扇風機を首振りではなく、最強の風量をダイレクトに体に浴びる「隆夫涼み」もやってますのでご心配なく。

 

 

 *

 

 

そんな父に質問された。

 

「あの、最近流行っとる、手に持つ扇風機あるが?」

 

「あぁ、あるね」

 

「あれは高いんか?」

 

 

僕も買ったことがないので知らない。

 

 

「いや、たぶんそこまで高くないと思うけど」

 

「そうか」

 

「ん? 欲しい? 買おうか?」

 

「ええっ! ええっ! いらん、いらんでっ!」

 

「……(なんでその突っぱねる言い方になるんだよ?)」

 

「でもーー」

 

「?」

 

「やっぱり涼しいんかな?」

 

「……(興味津々じゃね~か)」

 

「あんなに小さくても違うんかな?」

 

「俺は使ったことがないからわからないけど」

 

「そうか」

 

「でも、学生さんなんかみんな持ってるくらいだから、多少は違うんだろうね」

 

「やっぱりなぁ」

 

「……買おうか?」

 

「ええっ! ええっ! いらん、いらんでっ!」

 

「……」

 

「お父さんにはこれ(普通の扇風機)があるけなっ!」

 

「……」

 

「まだ1台だけどな!」

 

「……」

 

「もっと暑くなったら、2台使うけな!」

 

「……(何の宣言だよ?)」

 

 

どうやら今年も2台の扇風機の風を浴びるつもりらしい。

 

僕は心の中だけで

 

「あんたは仮面ライダーV3か?」

 

とツッコんでおいた。

 

(男性の方なら、このツッコミ、わかってくれますよね?)

 

 

 * * *

 

 

さてさて

 

本日より稽古が始まります。

 

 

現役高校生たちに交じって汗をかいてきます。

 

若人たちに“中年の熱”ってのを見せつけてやりますよ。

 

……って言いながら、自分が熱中症にならないようにします。

 

 

みなさまも熱中症には注意してお過ごしください。

 

ところで、あの携帯ファンって涼しいのですか?

 

 

 

 

 

では、また。