ども、湿度に弱い岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日は西日本を中心に真夏日となった。

 

鳥取市の最高気温も34℃を記録していた。

 

母・秀子さんの実家である青谷町は36℃を越えていたそうだ。

 

そりゃ、まぁ、暑いはずだ。

 

 

ところでーー

 

「体感温度」というのは、年齢によってどれくらい違うものなんだろう?

 

一概に34℃といえど、それがどれほど暑く感じるのかは、個人差があると聞く。

 

 

例えば

 

42度の湯舟に浸かるのに、なんとも思わない人もいれば、「あっち!」と叫ぶ人もいる。

 

このように同じ温度でも体感は違うはずだ。

 

 

さらに

 

歳を取ると自身の体温調整が難しいとも聞くし……

 

 

 *

 

 

買い物から帰宅したら父・隆夫さん(87)が、扇風機をブン回しながら、死んだように眠っていた。

 

……いよいよ逝ってしまわれたのだろうか?

 

凝視してみた。

 

身体が上下運動していたので、どうやら呼吸はしているようだ。

 

僕は安心したが、叔母・多鶴子さん(81)は、さぞ残念がるだろう。

 

 

さておき

 

しばらくして、隆夫さんが起きてきて言った。

 

「あ~、暑い」

 

 

そんなことは言われなくてもわかっている。

 

家から一歩も出ていないあなたより、直射日光を浴びた僕の方が、外気温については詳しいはずだ。

 

 

隆夫さんは繰り返した。

 

「あ~、暑い暑い」

 

 

そんな中、俺は貴方の食事の買い物のために出かけてるんですよ

 

 

「そうだね。日本全国で真夏日みたいだよ」

 

「あ~、暑い。気が変になりそうだ」

 

「そりゃ、大変だったね」

 

「あ~、暑い。気が変になりそうだ」

 

 

……なぜ同じセリフを繰り返した?

 

「大変だったね」と労わったではないか?

 

それでは足りないと言うのか?

 

 

「良かったね。変にならなくて」

 

 

優しく答えたつもりだった。

 

が、残念ながら僕の気遣いは届かなかったらしい。

 

少しイラっとした声色で隆夫さんが言った。

 

 

「いや!」

 

「?」

 

「少し変になっとると思うで!」

 

「……」

 

「お父さんはなぁ!」

 

「……」

 

「変になっとると思うで!」

 

「……」

 

 

そうなのか?

 

それは大変だ

 

 

「お茶をコップに入れて、寝とる間に蒸発しとったけなぁ!」

 

「……」

 

「それくらい暑かったけなぁ!」

 

「……」

 

「気も変になるわ!」

 

「見た目は大丈夫そうだけど」

 

「年寄りは死ぬかもしれん!」

 

「……」

 

「こんなに暑かったら死ぬかもしれん!」

 

 

死を間近にした人にしては、言葉に力強さが漲っていますよ

 

あと2年くらいは大丈夫じゃないですか?

 

 

「あの~」

 

「なんだ?」

 

「冷房、使ってね」

 

「いやっ!」

 

「?」

 

「まだこれ(扇風機)で、ええ」

 

「そう。でもね、そんなに暑いならクーラー使おうよ」

 

「ええ、ええ! これで、ええ!」

 

「……あのさ」

 

「なんだ?」

 

「歳を取ると体温調整が難しいんだよね?」

 

「そうだ!」

 

「だから遠慮なくクーラー使ってよ」

 

「もちろん、そうさせてもらうけどなーー」

 

「うん」

 

「まだ、これでええ!」

 

「今だって十分暑いと思うよ」

 

「でもな!」

 

「?」

 

「歳取るともっと暑くなるけなぁ!」

 

「……」

 

「そんなもんじゃないで!」

 

「……」

 

「覚えておきんさい!」

 

 

なんか逆ギレされてるぞ

 

 

ところで

 

俺と父とで「体感温度」はどれくらい違うものなんだろう??

 

めっちゃ気になる……

 

 

 *

 

 

今日も暑くなりそうです。

 

みなさま、熱中症に注意してください。

 

 

で、ですね

 

明日から千葉バスツアーがあるため、本日より東京入りします。

 

明日、明後日の日記の更新は様子を見ながらとさせてください。

 

なので、万が一更新されなくても僕は元気です。

 

 

父は気が変になってるかもしれませんけど、いつものことなのでご心配なく。

 

 

 

 

 

では、また。