ども、扁桃腺肥大なので飲み込むのに苦労する岡田達也です。

 

 

 

 

 

私の喉のケア用品

 

本日が最終回ということで。

 

最期にご紹介するのはこちら。

 

 

 

 

『龍角散ダイレクト』

 

これは出たときは「おおっ! なんて画期的な商品ができたんだ!」と驚いたのを覚えている。

 

 

それまで、多くの俳優がノーマルな龍角散を飲んでいた。

 

(もちろん私も)

 

龍角散は「喉がイガイガする」「たんが絡む」ときなどに即効性があって、効果・効能的には文句なく、舞台袖に常備している俳優さんも多かった。

 

だけど、まるで小麦粉を直接飲んでいるような喉越しの悪さ(?)に抵抗を感じてる人も少なからずいて、それがイヤで「飲まない」という人もけっこういた。

 

その喉越しを解消したのがこの商品だった。

 

 

 * 

 

 

余談だが……

 

 

30年ほど前

 

当時プロデューサーだった加藤さんが、

 

どこからどう仕入れてきた情報なのか知らないが、

 

「声嗄れにはキヨーレオピンがいいっ!」と言い張り

 

「嗄れたときには喉に直接かけるんだっ!」とみんなに触れ回っていた。

 

 

解説しておくが

 

『キヨーレオピン』とは滋養強壮剤であって

 

ニンニクエキスを抽出した液体で

 

その強烈な匂いから、わざわざカプセルに入れて服用しなければならないほどの薬だ。

 

それを喉に直接かけろと言う。

 

今にしてみれば「なんて無謀な行為なんだ!」と思えるが

 

当時、藁にも縋る思いでいた役者たちは、それを信じてキヨーレオピンを喉にかけていた。

 

 

菅野良一もその一人で

 

『ディアーフレンズ、ジェントルハーツ』の再演のときなど

 

袖にはけてくるたび「おっかーさん、キヨーレオピンお願いします!」と椅子に座って、口を開け、

 

僕がその喉にめがけて薬をさし

 

「ゲホッ、ゲホッ!」とむせび泣きながら、舞台に出ていったものだ。

 

 

その効果のほどはわからないが、ひとつだけ言えることがある。

 

良い子はけっして真似しないでください。

 

 

 *

 

 

龍角散ダイレクト

 

これは、舌の上で溶かして、ゆっくり飲み込めばいいし

 

味にもバリエーションがあり、けっしてマズくはない。

 

キヨーレオピンのように周囲がニンニク臭くなることもないし

 

喉のイガイガなどに悩まされている方は試す価値ありだと思う。

 

 

参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

では、また。