ども、水の星座生まれの岡田達也です。

 

 

 

 

 

夜中の2時くらいだった。

 

尿意で目が覚めてトイレに行った。

 

目を覚ましたくないので、絶対に電気を点けぬよう

 

真っ暗な中、用を足して、再びベッドにもぐりこんだ。

 

すぐに眠りに落ちた。

 

僕の得意技は“秒で眠る”ことである。

 

 

 *

 

 

「ドボドボドボドボドボ」

 

眠りの中で水の音が聞こえてきた。

 

……ん?

 

……水?

 

ま、いっか

 

ほうっておこう

 

 

「ドボドボドボドボドボ」

 

なんだ、なんだ?

 

上の階の人が湯舟にお湯をはってるのだろうか?

 

だいたい今何時なんだよ?

 

3時じゃね~か

 

こんな時間に風呂をためるのか?

 

 

「ドボドボドボドボドボ」

 

いや、まてまて

 

これ、上の階じゃなくて、うちの部屋じゃないのか?

 

すぐそこのバスルームから聞こえてくるぞ

 

……なんで深夜の3時に水の音?

 

 

 *

 

 

このウィークリーマンションに入ってすぐに

 

建物全体が断水というピンチに見舞われ

 

次に、シャワーを浴びている最中にお湯が出なくなるという拷問にあった僕は

 

背中に寒いものをものを感じた。

 

 

「2度あることは3度ある」だ。

 

 

 *

 

 

慌ててバスルームに向かった。

 

今度は電気を点けてみると、トイレのタンクに水を貯める音がずっと続いているではないか。

 

タンクの蓋を開けてみた。

 

水は出ているのだけど、タンクの中には一向に溜まってなくて、水がトイレに流れ続けている。

 

 

「……おいおい、勘弁してくれよ。またトイレが流せないのか?」

 

「一体なんなんだ? どうしてこんなに水難が続くのだ?」

 

「俺はみずがめ座だぞ?」

 

深夜の3時に

 

謎の言葉をブツブツ呟きながら

 

僕はレバーハンドルをガチャガチャ回し

 

タンク内のゴムボールの位置を修正し

 

半泣きになりながらトイレと格闘した。

 

 

「もういい。これでダメなら朝、電話しよう」

 

眠気に負けた僕はベッドに戻った。

 

 

 *

 

 

そして朝

 

トイレは無事に復旧していた。

 

これで堂々と用を足すことができる。

 

 

だが……

 

このペースでトラブルが襲ってくるということは

 

まったく安心できない状況に置かれている気がする。

 

もしも、この先、

 

突然、日記の更新がなかったら

 

「ハハァン、またトラブルに巻き込まれたか」

 

と思っていただきたい。

 

 

ところで

 

私、何かやらかしましたか?

 

 

 

 

 

では、また。