ども、栄養管理が行き届いている岡田達也です。
昨日は、父・隆夫さん（86）の定期健診の日。
僕の仕事は、かかりつけのお医者さんまでの送迎。
出発前、隆夫さんが唐突にこう尋ねてきた。
「たっちゃんは、今、75くらいか？」
……えっ？
……75？
……何が？
「ん？ 75って何のこと？」
「体重に決まっとるわよ～！」
……わかんね～よ
「いやいや、75もないよ」
「そうか」
「今は62、3キロくらい」
「そうか、63か」
「てか、人生で一度も75キロになったことはないな」
「お父さんはなぁ！」
「？」
「一番大きいときは70キロくらいあったで！」
「あ、そう」
「74キロだったかな？」
……どっちだよ？
……4キロって誤差がデカすぎんだろ？
「お腹出てたもんねぇ」
「身長が171㎝で74キロは重いなぁ」
「そうね」
「でもな、今は59キロだ！」
「へ～」
「いつ測っても59キロだ！」
「へ～」
「たぶん、今日の測定でも59キロだろうやぁ！（笑）」
＊
あの～
父上
一言だけ申し上げます。
59キロをキープしていることを
笑顔で、
ドヤ顔で、
自信満々で口にされていますが
それは
ここ数年、私の作った食事を毎日食べるようになって
徐々に体質改善されたことによる影響なのは明らかであって
その証拠に
いつぞや内臓のCT検査をしたとき
担当の先生が
3年前のCT写真と見比べながら
「おおっ、脂肪肝が治ってます！ よく頑張りましたね！」って
父上は何ひとつ頑張ったわけじゃないのに
褒めてくださったじゃないですか？
いいですか？
内臓脂肪が無くなって
59キロをキープできているのは
あなたの努力ではなく
私の力なんです。
そこだけは忘れないでください。
＊
という、とても長い一言を口にしたかったけど
それも野暮なことだと思い直し
「59だといいね」
とだけ返事して、車に乗り込んだ。
……えらいぞ、自分
では、また。
追伸
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