ども、お迎えに上がる岡田達也です。

 

 

 

 

 

今日、我が家に来客がある。

 

父・隆夫さん(86)の妹・多鶴子さんだ。

 

(つまり私の叔母ですね)

 

 

この日記を小まめに読んでくださってる方なら馴染みのある名前だろう。

 

 

今一度、説明しておくとーー

 

隆夫さんの5歳年下の多鶴子さんは

 

一時期は鳥取駅前で、隆夫さんと一緒に『まるさわ』というお店を経営していた人だ。

 

 

とてもバイタリティ(生命力)に溢れた人で

 

波乱万丈な人生を送ってきた人。

 

とんでもない地獄も経験した人だからこそ、今は穏やかに生きようと努めている人。

 

 

僕も子供の頃から可愛がってもらっている。

 

そして大変お世話になっている。

 

 

だから足を向けて寝れないのは確かなのだが、

 

この人、発言に“やや問題”がある。

 

 

「達也、あんたと私は姉弟なのよ。だって、こんなに性格がそっくりな親族が他にいる? いないでしょ? テキトーなことをペラペラしゃべることに関して、瓜二つだわ」

 

「私が死んだら、あんたわかってるわよね? あなたが後始末するのよ。だって岡田家の跡取りはあなたなんだから。私をしっかり供養するのよ」

 

「お兄ちゃん(隆夫さん)のことに関しては、本当に苦労をかけて申し訳ないと思ってる。だから、もう少し待っててね。妹としてやれることはやるから」

 

「間もなく例の薬が完成するからね、もう少しの辛抱よ。薬ができたらお兄ちゃんの毎日の食事に少しずつ混ぜておいてね。一度に大量に混ぜちゃダメよ。間違ってもあんたが口にしちゃダメだからね」

 

という過激な発言をしたり

 

 

かと思うと

 

「ジョージクルーニーに囲まれて死にたいわ」

 

「だから部屋中にジョージの写真を貼ってるあるの」

 

「いつだってジョージが私を見つめているの」

 

という乙女心も持ち合わせ

 

 

さらには

 

「照ノ富士は私の子供みたいなもんなのっ!」

 

「大ケガから復帰して横綱になったのよ! えらいでしょ! あの子の苦労は私にしかわからないわ!」

 

「あなたも鳥取の人間なら照ノ富士を応援しなさい!」

 

(照ノ富士関は鳥取にある城北高校出身なのです)

 

という、過剰な母性本能も持ち合わせている。

 

 

他にも

 

「私はね、アキレス腱を切って、それでもバレーボールのコートに戻ってきたのよ。あのときは“鳥取の不死鳥”って呼ばれてたわ」

 

「若いころはね、私が歩くと、男の人がみんな付いてきてたもんよ」

 

「いや、ついてこられなかったわね。みんな倒れてたわ」

 

など、久松信美さんばりの眉唾発言も枚挙にいとまがない。

 

 

実は、彼女の発言の面白さに惹かれたのは僕だけではない。

 

多鶴子さんは『まるさわ』をやめたあと

 

『砂簾(されん)』という小料理屋をやっていたのだが

 

『ハウンドドッグ』が鳥取のライブの後、

 

そのお店を打ち上げで利用してくれたことがある。

 

ボーカルの大友康平さんが多鶴子さんのキャラを気に入り

 

それ以来「打ち上げ会場は『砂簾』にしてくれ!」という大友さんのリクエストで、

 

鳥取でライブをやるたびに『砂簾』で打ち上げしてくれていた。

 

 

そんな人だ。

 

今日、所用で我が家に来る。

 

今から迎えに行く。

 

そして一泊する。

 

 

今日はどんな虚言が飛び出すのだろう?

 

 

 

 

 

では、また。