ども、雑煮が大好きな岡田達也です。
昨日のつづき。
＊
扇風機を片付けている僕に向かって
父・隆夫さん（86）が言った。
「ストーブ、出してくれてもええで。グフッ（笑）」
「！！！！！」
みなさんは「出してくれてもええで」という日本語を読んで、どう思われるだろう？
僕は思った。
「なんじゃそりゃ！」と。
そして全身の血液が逆流していくのが感じられた。
古くからこの日記を読んでくださっているみなさんは
「こ、こ、これは！」
「ついに岡田家に血の雨が降るのでは？」
とか思われたでしょうが、警察に通報とかしなくても大丈夫です。
落ち着いて読んでください。
＊
「ストーブ、出してくれ」ならわかる。
ストレートでわかりやすい。
……なんだよ？
「出してくれてもええで」って？
共通語に直すと「出してくれてもいいんだよ」になるよな？
時代劇のセリフにするなら
（その必要があるのか？）
「余は、そちがストーブを出してくれても苦しゅうないぞ」ってことだよな？？
「よきにはからえ」だよな？
……おいおい
何目線なんだよ？
どこから目線なんだよ？
あんたはマウントレースイスキー場か？
（北海道夕張市にある勾配45度のスキー場。日本で一番の勾配だそうです）
それとも千賀のフォークボールか？
（ホークスのピッチャー。オバケフォークと呼ばれるほど急角度で落下します）
それとも『ド・ドンパ』か？
（そうです。富士急ハイランドのジェットコースターです）
殿様にもほどがあるだろ？？？
し・か・も・だ・っ・！！！
あなたに言われなくても、石油ストーブを出そうとは思ってましたよ！
そうしないと扇風機の置き場所も確保できないし！
来たるべき冬に備えて準備しておけば後が楽だし！
だって！
どうせストーブ出すのは殿様じゃなくて！
下々の者の仕事だし！
だから！
ストーブを使用するしないは関係なく！
とにかく出そうとは思ってましたよ！
だけどね！
今出すと、あなたはすぐに着火して！
餅を焼き始めるでしょうがっ！！！
それがイヤだから！
とりあえず外に出して！
邪魔にならないところに置いておこうって考えてたんですよ！
だって、まだ20℃近くまで気温は上がるから！
石油ストーブ、要らね～し！
と、
僕がここまで思考した直後
殿様は言った。
「ストーブ出たら、頑張って餅を食べないけんな！ グフェフェフェフェ！（笑）」
つづく