ども、虎の穴に入門する岡田達也です。

 

 

 

 

 

ずいぶんと稽古、本番から遠ざかっている気がする。

 

この日記だって

演劇論を書くわけでもなく

 

日々の父親との抗争だったり

鳥取県知事への遠い遠い道のりだったり、と

くだらない内容が多いので

 

「……あれ? 俺は本当に俳優だったっけ?」

と、自分で自分を疑うような日々が続いている。

 

 

そんな中、ちょっとご縁がある方からお声をかけてもらった。

 

 

 *

 

 

「ワークショップで芝居を作ってみたいと思ってます。そこに参加してもらえませんか?」

 

聞けば、そのワークショップ

「芝居は作るけれど、上演ありきではない」という

 

ロンドンのナショナルシアターの作り方を参考に

 

「ただひたすら自由に、トライアンドエラーを前提に」

「もしも作品が面白くなったらいつの日か上演を目指して」という

 

おそらく

“日本では誰もやっていないことに挑戦してみたい”

という大胆な企画だった。

 

 

そう

日本ではこのやり方は難しいのが現状だ。

 

日本の場合

まず「劇場押さえ」があって

 

それはつまり「上演ありき」で物事が進む。

 

そこに合わせ

人、物、金、

それらのすべて、可能な限りロスを抑えて進行しなければ

ビジネスとしては成立しないから。

 

 

そんな中でいただいた今回のお誘い。

 

「上演目的ではないけど、稽古のため少人数で読み合わせをする」

とかなら何度もやったことあるけど

 

演出家がいて、

音楽家がいて、

翻訳家がいて、

役者も揃えられて

(僕がよく知ってる俳優さんも参加します)

 

自由に芝居を作ってみるけど上演ありきではない、なんて

 

間違いなく生れて初めての経験なので多少の戸惑いはあるけど

 

いつもは本番の初日に間に合わせるため

どこか汲々として芝居を作ってばかりだった自分にとって

 

こんな贅沢な時間を持つことは

この先もそうそうないだろうと思い

 

参加させていただくことにした。

 

 

 *

 

 

ってなわけで

明後日から1週間、仙台に行ってきます。

 

そう、このワークショップ

仙台で行われるのです。

 

芝居をやるためだけに稽古場に缶詰めになるなんて

「そうだった! 俺は俳優だった!」と

久しぶりに自分の職業を思い出す時間になりそうです。

 

 

 *

 

 

仙台に行くのは何年振りだろう?

 

さすがに仙台の街を堪能するってわけにはいかないだろうけど

 

せめて

美味しいお土産

美味しいラーメンなど

 

個人で楽しめる有益な情報をお持ちの方

ぜひとも教えてください。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

 

昨日の『東京砂漠』に参加いただいたみなさん

ありがとうございました!

 

アーカイブでご覧いただくみなさん

楽しんでください!

 

くれぐれも内容については口外しないように。