ども、肉体改造から始めなければならない岡田達也です。

 

 

 

 

 

プロ野球のホークスが好きだ。

 

もちろん今年も応援していたけど

 

今年に限っては、大谷翔平選手に浮気していたと言っていい。

 

 

「僕が応援すると負ける(活躍できない)」

 

というジンクスがあることをよ~く理解しているので

 

この日記にも書かないようにしていたのだけど

 

今日が最終戦なのでようやく書ける。

 

 

今年の大谷選手の活躍は

 

ホントにホントに胸躍らせてくれるものがあった。

 

“日本人選手がメジャーリーグでホームラン王争いのトップを走る日が来る”なんて、どこの誰が想像しただろう?

 

誰もできなかったし、していなかったはずだ。

 

 

……と思っていたのだけど

 

僕の近くに1人

 

今年の活躍が予想できたと言い張る人物がいる。

 

 

叔母の多鶴子さん(81)だ。

 

 

 *

 

 

「私はね、今年の大谷くんの活躍はわかっていたわよ」

 

「……ホントに?」

 

「だって、彼、去年苦労したのよ」

 

「しってるよ」

 

「ケガもあったしね」

 

「……81歳にしては詳しいね」

 

「年齢は関係ないわよっ!」

 

「すみません」

 

「でね、彼はビルドアップに成功したじゃない?」

 

「確かに! 大きくなったよね! ユニフォーム着ててもわかるもん」

 

「あの体見たときから、今年の活躍はわかってたわ」

 

「おばちゃん、予知能力でもあるの?」

 

「あるわよ」

 

「……」

 

「少しだけど」

 

「いや、でも、さすがにホームラン王争いするとは思ってなかったんじゃない?」

 

「40本は打つと思ってた」

 

「ホントかよ!」

 

「達也っ!」

 

「?」

 

「あんたも大谷くんみたいな体になってごらんなさいっ!」

 

「えっ?」

 

「そうしたらわかるわ!」

 

「なにが?」

 

「あの体を持つとね!」

 

「……」

 

「何でもできるような気がしてくるのよっ!」

 

「……あなたは大谷くんじゃないよね?」

 

「私にはわかるの!」

 

「……」

 

「あれはねーー」

 

「……」

 

「40本打てる体よ」

 

「結果論だよね?」

 

「私はね、来年、ロスに行くの」

 

「人の話、聞いてるか?」
 

「それで大谷くんを応援するの」

 

「へぇ、夢があるね」

 

「夢じゃないわよっ! 行くって言ったら行くの!」

 

「……」

 

「大谷くんはね、夢を夢で終わらせない力を持ってるの」

 

「……」

 

「私もその力をもらったの」

 

「……」

 

「だから来年行くの」

 

「……」

 

「そして、今度は私が大谷くんに力をあげるの」

 

「……」

 

「そしたら彼は50本打つわ」

 

「……」

 

「あんたも大谷くん見習って肉体改造から始めなさい」

 

「……」

 

 

 *

 

 

僕の応援は、自分で勝手にジンクスを作るほどひねくれてしまっているけど

 

叔母の応援は実にストレートで気持ちいい。

 

こんなふうに応援できたらさぞ楽しいだろうなぁ。

 

 

大谷くんだけではなく、多鶴子さんも見習いたいものだ。

 

 

 *

 

 

大谷選手

 

本日、先頭打者ホームラン!

 

素晴らしい最終戦でした。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

 

 

今週の土曜日です!