ども、またまた大人の階段を上った岡田達也です。

 

 

 

 

 

恥ずかしながら……

 

この歳になるまで

名刺というものを持ったことがなかった。

 

「役者は顔が名刺」

という言葉があるが

 

そこにこだわって

頑なに名刺を持つことを拒んでいた

ーーというわけでもない。

 

単純に必要なかったのだ。

 

ずっと芝居しかやっていなかったから

名刺など出す場面に出くわさなかった。

 

いや、ひょっとすると

“必要な場面だったにもかかわらず本人がそのことに気付かなかった”

という可能性も大いにあるのだが

 

名刺を渡されるたび

「すみません、僕は名刺を持っていなくて」

と、正直に答えて済ませていた。

 

それでなんとかなっていた。

 

 

「社会人失格」

と呼んでもらって一向にかまわない。

 

 

 *

 

 

実はーー

 

このたび新たな仕事を依頼されて

 

これから僕は

鳥取県の発展のため

 

県政に関わっている方たちや

商工会関係の方や

観光業界の方や

演劇とは別な芸術系の方たちと

定期的に顔を合わせる必要が出てきた。

 

 

……これは

 

……さすがに

 

……名刺が必要なんじゃないのか???

 

 

もちろん、この時期なので

リモート開催の可能性も大いにあるけど

直接お会いする機会は絶対に来る。

 

一人二人ならともかく

かなりの人数が顔を合わせる中で

(しかも偉い方がいっぱい)

 

高倉健さん風に

「すみません、自分、顔が名刺なんで」

とか言う勇気は無い。

 

そんなこと言おうものなら

「こいつ、本物の馬鹿だな」

「鳥取県からつまみ出そう」

てなことになる可能もある。

 

 

だから

仕方なく

名刺というものを作ってみた。

 

ネットで

モノクロで

両面印刷で。

 

 

表面

 

 

 

裏面

 

 

 

……どうだ?

 

実にシンプルでしょ?

 

潔いというか

無駄がないというか

肩書も役職も何も持ってないから

 

何をどう載せようか悩んだ揚げ句

こんな感じに仕上がった。

 

 

印刷したのはたったの200枚。

 

はたして使い切る日は来るのだろうか?

 

……

……

 

まずは名刺れを買うところから始めようと思う。

 

 

それにしても……

 

このブログを名刺に載せる必要があったのだろうか?

 

 

 

 

 

では、また。