ども、腕が上がるようになってきた岡田達也です。

 

 

 

 

 

毎日毎日

親子でダメダメな生活を送っている私だが

たまには世の中のために働かせてもらっている。

 

実は今月

鳥取県文化振興財団からの依頼で

 

鳥取市、倉吉市、米子市の3か所で

それぞれ2日間ずつ

高校生を対象としたワークショップの講師を務めてきた。

 

 

……いやいや

……どうして疑う?

 

ウソじゃないですって

証拠もあるし

 

 

(8月14日 朝日新聞 鳥取版のページに取り上げていただきました)

 

 

20代の終わり

生れて初めて新聞社に取材していただいて掲載されたとき

 

そのことを母・秀子さんに報告したら

「……あなた、まさか、何かやったの?」

と、不安がられたのは消せない事実だが

 

幸いなことに

その後も演劇関係の話でしか新聞に載ったことないので

そろそろ母上も安心してくれているだろう。

 

 

 * *

 

 

さておき

 

演劇部の生徒さんたちや顧問の先生方と話しをしてみて

今の部活動が“とても厳しい状況にある”ということが改めてわかった。

 

コロナの影響で時間短縮の制限が設けられており

十分な活動ができていないのが現状らしい。

 

 

例えばーー

 

1年生の生徒さんはまだまだ大きな声が出せなかったりする。

そこは、発声の基礎練習を繰り返して、良い声を出せるメカニズムを理解し、獲得するのが一番大切なのだけど

 

現在の部活動に与えられた時間内で芝居を作ろうとすると

基礎練習に割く時間がないらしい。

(大会に間に合わせようとするとどうしてもそうなるのです)

 

オマケに

時間差登校だったり

2日連続での活動は禁止だったり、と

やたらと縛りが多いらしい。

 

そんな中で芝居を作るのもそりゃ大変だろう。

 

なるほど

これは悩ましい問題だ。
 

 

 *

 

 

あくまでも僕の場合、だけどーー

 

「大きな声も出せない」

「セリフを言いながら歩けない」

「ダンスも踊れない」

「剣も振れない」という

素人の塊のような僕がこの世界に残れたのは

 

センスが良かったのではなく

(残念だけど)

 

繰り返し繰り返し時間をかけて

一つずつを身に付けていったからだし

 

なにより

先輩たちが、ずっとずっとそんな僕の稽古に付き合ってくれたから、なのは間違いない。

 

演劇って

ただでさえ時間効率が悪いから

(だからこそのメリットもあるんだけど)

 

そこに制限まで加わると

「伝えること」や「育てること」のハードルは上がる一方だろう。

 

 

いやいや

こうやって書いていて、僕に何か光が見えているわけじゃない。

 

でも

こんな現状であること

そこを踏まえて稽古の在り方を考えること

 

僕は演出家でもプロデューサーでもないけど

それらを頭の片隅に置いてないと

これから先、何のお手伝いもできないなぁ

 

……と思ったわけです。

 

 

アフターであれ

ウィズであれ

悩ましいことはいっぱいですね。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

8月29日です!