ども、孝行が足りていない岡田達也です。
昨日
劇場から帰宅し
近所の銭湯に行ってサッパリし
この世で一番ウマいビールを飲みながら
何気なくTwitterを読んでいたら
今回初共演となる
池村匡紀くん(クロムモリブデン)
@ikemura_masaki
の、こんなツィートを見つけた。
「本日も御来場ありがとうございました!! 今日は舞台嫌いの父が初めて私の舞台を観に来てくれました。父は元バンカー。 そんな彼が時間を忘れて作品に没頭した、と。元銀行員が夢中になる脚本を作り上げる詩森さんは凄いな、と改めて。 いい親孝行が出来ました! 明日は3部作一挙上演!!」
(原文まま)
いやはや!
これは!
なんていい話なんだろう!
ただでさえウマいビールが3割増しに美味しく感じるじゃないかっ!
僕もTwitterのアカウントは持っているけど
基本的には
ブログ更新のお知らせと
宣伝ツールとしての利用と
演劇的に「これは」と思ったものをリツイートするくらいで
個人の呟きとしてはほとんど利用しないずぼらな男だが
余計なお世話を承知で
「これは素晴らしい親孝行だと思います。」
というコメントを付けて引用リツイートさせてもらった。
池村くんの親子関係は知らないけど
「舞台嫌い」であるお父様(元・バンカー)が
「初めて」私の舞台を観に来て
「時間を忘れて」作品に没頭したなんて
こんな極上の感想をもらえたのなら
そりゃ、間違いなく親孝行になってる。
もちろん
銀行員だったお父さんを納得させるだけの脚本を書いた詩森ろばさんの力が大きいのは
確かで
この本でなければそこまで喜んでもらえなかっただろうけど。
とにかく
ただの共演者である自分までもが
なんだか誇らしく思えた。
*
僕の父・隆夫さん(86)も
5回ほど劇場に足を運んでくれたけど
こんな素敵な感想を言ってくれたことは一度も無い。
唯一、感想らしきものを口にしたのは
『キャンドルは燃えているか』(1999年)
という作品を新神戸オリエンタル劇場に観に来てくれたとき。
観劇後、一緒に食事をしながら隆夫さんがポツリと言った。
「要はあれだろ? 金より愛が大事ちゅうことだろ?」
その
実に大雑把で
しかし核心をついてるような気がしないでもない感想に
僕は思わず噴き出した。
*
隆夫さんと比較しても仕方がないが
きっと池村くんのお父様はちゃんとした方なのだろう。
これから先
池村くんがどんな作品に出演するのかわからないけど
たまには舞台を観てもらえるといいなぁと思う。
というわけで
元・バンカーのお墨付きな作品になりました。
今日も2ステ、がんばります。
では、また。