ども、メダルを首にかけてもらったことがない岡田達也です。
子供の頃からスポーツが好きだった。
誰よりも速く
誰よりも高く
誰よりも力強い
なんて人間ではなかったけど
それでも
体を動かすことは大好きだったし
運動する機会は少なくなったけど今だってそれは変わらない。
スポーツを、やるのも、見るのも、好きだ。
もちろん種目によって好きの度合いは違うけど
どんな競技でも見ていられる。
「スポーツは筋書きのないドラマ」とはよく言ったもので
「おおっ!!!」とか
「あんびりーばぼー!!!」とか
そんな“観ていて思わず叫んでしまう瞬間”に出会えるとドキドキできるから
未経験の種目でも、詳しくない競技でもOKだったりする。
余談だが……
「演劇」という筋書きが大切な世界に進んでしまった身だが
スポーツに負けたくないと、勝手にライバル視している。
* *
1976年
僕は小学3年生か4年生
テレビから流れるモントリオールオリンピックの中で
ルーマニアのコマネチ選手の体操を見たとき
思わず口がポカンと開いてしまった。
「これ、同じ人間がやってることなのか?」
という驚きと同時に
「オリンピックってこんなすげー人が出てくるんだ!」
と、五輪を認識するキッカケを与えてくれたのが彼女だった。
それから僕はオリンピックが大好きになった。
* *
明日から3度目の緊急事態宣言が出されて
再びいろんな縛りが始まるらしい。
飲食関係に限らず
僕の好きなプロ野球も再び無観客になる可能性があるらしいし
いろんな業界が苦しいのは間違いない。
もちろん演劇界だってまたまた大きなダメージを受けることになるだろう。
でも、まぁ、
敵を封じ込めるための措置なのだから
ここはみんなで踏ん張らないといけないのだろうし
(手厚い保証があってくれればと願うけど)
そのことの是非を問うつもりはない。
ただ
こんな状況の中で
ちょっとだけ不安なのがオリンピックの開催についてでーー
「是非ともやってくれ!」とか
「なにがなんでも中止しろ!」とか
そんなふうに思ってるわけじゃないけど
なし崩し的にだったり
多少強引にだったりで開催されると
“僕が大好きだったオリンピックを嫌いになってしまうんじゃないか?”
そんな不安がある。
……そうなると淋しいぞ
*
外的要因によって
あのときの気持ちが変わらないでいたいと思っているのですよ。
いつまでもドキドキして
思わずのガッツポーズをしていたいです。
では、また。