ども、まだ観光大使に任命されていない岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日の日記の続き?みたいなお話。

 

 

 *

 

 

22日に、鳥取砂丘の側にある『砂の美術館』へ行って

 

3Dプロジェクションマッピングを観てきた。

 

 

 

 

感染対策として、一回の入場者数を40人くらいに絞っていたので

 

広いスペースにパラパラといった状態で人が立っており

 

三密とは程遠く、とても安心な環境で観ることができたのだけど……

 

 

プロジェクションマッピングの上映が終了した瞬間

 

僕の斜め後ろで観ていたお兄さんが

 

映し出されていた砂像に向かって拍手を始めたのだ。

 

 

「パチ、パチ、パチ」

 

 

それはけっして派手な(大仰な)ものではなく

 

どちらかと言えば静か目な叩き方だったけど

 

でも、僕には

 

しっかりと意思のある音のように聴こえた。

 

 

“良いものを観させてもらったこと”に対する素直な感情表現として

 

拍手せずにいられなかったんだろう。

 

目の前のステージには誰も存在していないけど

 

そんなことには関係なく

 

この作品作りに関わったすべての人に対するリスペクトが感じられて

 

それが、とっても、嬉しかった。

 

(……もちろん僕は制作者ではありませんよ)

 

 

僕もすぐに追いかけて拍手を始めたけど

 

それより先に多くのお客さんが

 

そのお兄さんの拍手に引っ張られるように手を叩き始めていた。

 

それがどんなに大きくなってもマックスで40人ほどだし

 

高齢の方も多かったので

 

「嵐のような」「万雷の」といった音にはならなかったけど

 

 

拍手って気持ちの問題だから

 

その音は

 

「形式的な」とか

 

「お約束の」とかより

 

ずっとずっと心地良く響いた。

 

 

 *

 

 

昔々

 

リュック・ベッソン監督の『グランブルー』を観に行ったとき

 

エンドロールで

 

画面に向かって拍手が始まったときは

 

「えっ? えっ? スクリーンに向かって拍手が起こったよ!」

 

と、その初めての体験にとても驚いたけど

 

そんなビックリなら何度あってもいい。

 

 

 *

 

 

 

みんなが拍手を送った砂像。

 

 

 

鳥取にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

では、また。