ども、誤解を生む岡田達也です。
昨日
マー君と二人っきりでエレベーターに乗った話を書いた。
「マー君の大きさに圧倒されて話しかけられなかった」と書いたけど
正直言えば
実はもう一つ、別の理由もあった。
振り返ってチラッと見たマー君の顔が
とても不機嫌そうに見えたのだ。
こ、
こ、
これは!
ひ、
ひ、
ひょっとして!
「俺は疲れてるんだよ、俺に話しかけるんじゃね~よオーラ」じゃないのかっ!!!
* *
最初は「お客さん」だった人が
芝居の世界に憧れて
「どうしても自分も携わってみたい!」と思い
制作だったり、音響だったり、照明だったり、衣裳だったり、と
その立場を「スタッフ」に変える人も多い。
そんな人たちから言われたことがある。
そう、「人たち」から言われた。
つまり「1人や2人じゃない」ということだ。
「実は○○のお芝居を観に行ったとき、偶然、達也さんを見かけて声をかけようと思ったんですよ。でも、すっごい不機嫌そうな顔してたので声かけられなかったんですよね~」
「……」
言い訳させてほしい。
僕はとても能天気な男だし
そもそも“不機嫌を周囲にまき散らす人が嫌い”なので
ブスッとしてることは少ないと思う。
強いて言えば
“何か考え事をしているとき”ならば
多少は難しい表情になってるかもしれないけど。
逆に
1人で歩いているときにニヤニヤしていたら
それはそれで怖くないか?
想像してみなさいよ。
「前から歩いてくる一人ぼっちの岡田達也が満面の笑み」
気持ち悪いでしょ?
だがーー
こんな意見も頂戴した。
「劇場入りする達也さんを見かけたんです。こんなチャンスは無いと思って声をかけようとしたら「オラッオラッ、今俺に話しかけるんじゃね~よ。殺すぞ」って感じで、殺人鬼のオーラが出てたんでやめました」
「……」
出してない
今までの人生でそんなオーラは出したことない
またーー
こんな方もいた。
「終演後の達也さんをコンビニ見かけて「あっ、ラッキー!」と思って声をかけようとしたら、「なにこっちを見てるんだよ。見てんじゃん~よ。さっきからチラチラ見てるのこっちは気付いてるんだよ」っていう、まるで“売れっ子芸能人風のオーラ”が出てたんで話しかけませんでした」
「……」
出してない
今までの人生でそんなオーラは出したことない
* *
いや、待てよ……
ってことは
ひょっとするとあのときのマー君の表情も
僕の受け取り方の問題であって
声をかけたらニコッと笑ってくれたんだろうか?
こちらが緊張してるから
勝手に余計なバイアスが加わっただけなのだろうか?
う~ん
今となってはわからない
*
僕は声をかけられて困ることは無い。
いつだって気軽に声をかけてもらってかまわないと思っている。
そのスタンスで生きてるにもかかわらず
これだけ多くの人に負のオーラを感じさせてる自分が怖い。
僕は
人を殺したことはありませんし
鬼でもありませんし
売れっ子芸能人でもありませんので
いつだってお気軽にどうぞ。
では、また。