ども、岡田達也です。

 

 

 

 

 

演劇や映画の世界には

「当て書き」という言葉がある。

 

“その役を演じる俳優をあらかじめ決めること”によって

俳優の個性をより強く打ち出せるというメリットがある。

 

世の中には

「当て書きされているとつまらない。役と演者が遠ければ遠いほど化学反応が起こる可能性が高いのから」

という人もいる。

 

その意見もとてもよくわかる。

 

 

でも、まぁ、

役者の立場で言わせてもらえるなら

 

当て書いてもらえるなんて

脚本家からの「ラブレター」

もしくは「挑戦状」みたいなものだったりするから

 

やっぱりとても嬉しかったりするものだ。

(少なくとも僕の場合は、です)

 

 

 *

 

 

今から11年ほど前

『Rain men in Noel~雨男たちのクリスマス』という

リーディング公演にキャスティングされたときのこと

 

この脚本を

僕と同じ事務所に所属する

本田誠人くん(『ペテカン』の脚本・演出家)が書き下ろしてくれたのだけど

 

初めての読み合わせのとき

 

僕は読みながら

途中で何度も何度も笑ってしまい

最後はとても温かい気持ちになり

 

「これは絶対、お客さんに楽しんでもらえる!」

と思う話だったので

 

読み終えた直後に

「これ、めっちゃ面白い!」

と思わず叫んでしまった。

 

本田くんはニヤリと笑いながら

「でしょ? おっかさんをイメージして書きましたよ(笑)」

と、してやったりのドヤ顔で言い放った。

 

僕のことを

「おっかーさん」

と呼ぶ人もいる中

 

彼はいつだって「おっかさん」と伸ばさないので

「それじゃ「島倉千代子の「東京だよおっ母さん」じゃねーか!」

と、いつだってツッコミたかったけど

 

こんな当て書きしてもらえたなら

もう、どんなふうに呼んでもらっても文句は言えないな

……と諦めた。

 

それ以来本田くんには「おっかさん」呼ばれ続けている。

 

 

 

さておき

 

 

そんなふうに

本田誠人は

 

いつだって

人を笑わせることに命をかけ

 

それでいて

絶対に人をイヤな気持ちにさせない男だ。

 

 

 * * *

 

 

所属事務所クリオネ

ならびに

本田誠人くんからの大切なメッセージです。

 

もしもよろしければ覗いてみてください。

 

 

 

きっといっぱい笑わせてくれるはず。

 

本田くんはそういう男です。

 

 

僕も

全力で楽しみにして

全力で応援しようと思います。
 

 

 

 

 

では、また。