ども、今朝の体温は36,2℃だった岡田達也です。

 

 

 

 

 

今、稽古場に通っている。

 

 

今までは感じたことない感覚だけど……

 

稽古場に通えるということがとてもありがたい。

 

リモートではなく、人と会って稽古ができる。

 

それが自分にとってどれだけ大切なことかを思い知らされている。

 

 

で。

 

そのためにも制作さんのアドバイス通り、感染症対策に励んでいる。

 

 

例えば検温。

 

朝起きて、検温をしている。

 

次に稽古場に向かい、入り口にいる守衛さんに検温してもらう。

 

さらにスタジオに入るときに検温をする。

 

つまり毎日トリプル検温な日々を送っている。

 

 

問題は、守衛さんに検温してもらうときだ。

 

 

 *

 

 

先日

 

気温も低く、雨が降る中、稽古場に着いた。

 

守衛さん(推定年齢60歳ちょっと。男性)が

「検温しますね」と言って非接触型検温器を手にした。

 

僕は右の手首を差し出した。

 

表示された体温は「34,6℃」だった。

 

……さんじゅうよんてんろく??

 

今まで見たことない数字に驚き、僕は思わず守衛さんに言った。

 

「あの~、もう1回測りますか?」

 

守衛さんはにこやかに言った。

 

「いやいや、今日は雨が降っているし、寒いから。きっとこんなもんでしょう(笑)」

 

「……はぁ」

 

その言葉に説得力があるかと言われたら多少の疑問が残るが

 

僕は無事に入場パスを受け取り通過した。

 

 

 *

 

 

数日後。

 

風は冷たいが、天気の良い日だった。

 

いつもの守衛さんが検温してくれた。

 

表示された数字は僕の中での新記録を示していた。

 

「34,4℃」

 

……さんじゅうよんてんよん???

 

 

もしかして

 

低体温症に近づいてないか???

 

「あの~、もう一回測りますか?」

 

守衛さんはにこやかに言った。

 

「いやいや、風が冷たいし。あなたはいつも体温が低いみたいだね(笑)」

 

「……はぁ」

 

今朝、部屋で測ったら36℃だったことは黙っておこう。

 

僕は黙って入場パスを受け取り通過した。

 

 

 *

 

 

昨日

 

日中はそんなに寒さも感じない陽気だった。

 

いつもの守衛さんが検温してくれた。

 

そしてーー

 

守衛さんはニコッと微笑んで

僕に体温計の数字を見せないまま

通行パスだけ手渡してくれた。

 

 

……ちょいちょいちょいちょい

 

数字は、数字???

 

何度ですか???

 

めっちゃ気になるんですけど???

 

「大丈夫、大丈夫。いつも通り高くないから(笑)」

 

「……はぁ」

 

不満げな僕に守衛さんは言った。

 

「高いよりはいいでしょ! 入れるんだから(笑)」

 

「はぁ」

 

 

 *

 

 

ひょっとしてだけど

 

あまりの数字の低さに

守衛さんが僕を驚かさないように気を使ってくれたんじゃないだろうか?

 

まさかの「34,0℃」とか?

 

だとすれば間違いなく低体温の自己新記録だ。

 

……

……

 

 

今日は何がなんでも体温計を覗き見してやろうと思う。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

 

追伸

 

『東京砂漠』

西川浩幸企画です。

 

 

キャラメルボックスの名姉弟コンビ

岡内美喜子と畑中智行がゲストだそうです。

 

僕も顔出したいけど、たぶん稽古だろうなぁ。

 

よろしければ是非。