ども、強さの秘訣を探る岡田達也です。
昨日のつづき。
*
ずっと前から不思議に思うことがある。
高校には名門校と呼ばれる学校があってーー
例えば、
野球なら、PL学園(現在は廃部)、大阪桐蔭、早稲田実業とか
駅伝なら、世羅、佐久長聖、西脇工業とか
サッカーなら、国見、前橋育英、市立船橋など、
「○○が強いのは?」と問われたら、パッと思いつく学校がある。
(僕がスポーツが好きだから体育会系の種目を並べたけど、おそらく吹奏楽や演劇でも強豪と呼ばれる学校は存在するはず)
プロスポーツは、わかる。
例えばホークスが強くなったのは
親会社が南海電鉄から、ダイエー、ソフトバンクと移って資金力が豊富になり
西武ライオンズの頭脳だった根本さんを引っこ抜き、その種を撒いて育てあげ
そして世界の王さんを招聘するという
これらの一連の流れが実った結果であって
すると選手層も厚くなり、強い先輩選手を後輩が見て育つ環境ができあがり
そうなると、よほどのことがない限り、その強さはしばらくの間持続する。
だけど
高校生の場合
どんなに精神的支柱となる選手(あるいはスーパースター的な存在)がいても、必ず3年で卒業してしまう。
“代替わり”する。
なのに強さが持続するのはなぜ?
ーーという疑問だ。
もちろん顧問の先生(あるいはコーチ)の指導力というのが、一にも二にも大きい要素なんだろう。
でもでも、果たしてそれだけで強さというのは維持できるものだろうか?
と不思議に思う。
何か、あるはず。
そして、強豪と呼ばれていた学校が、そう呼ばれなくなるとき
それは何が無くなったときなんだろう?
その“何か”が知りたくて、ずっと考えている。
*
ここで話は大きく飛ぶがーー
劇団もある意味、チームという側面を持っている気がしてて
だとしたら
“チームスポーツの強さ”が参考になったりしないものだろうか?
と、ぼんやり考え始めたことが、この疑問の出発点だった。
ま、ぼんやりもぼんやりなので、
その答えを何としても導き出したいというわけでもなく。
*
高校演劇の審査員を務めたこと
ホークスが優勝したこと
それらが続いたから
「個人の力が絶対に必要な集団の競技」
その強さの秘訣を改めて考えてみる。
少しでもその核心に近づけたら、また高校生たちに接するときに、役立ちそうな気がしてて。
ま、ぼんやり、ぼんやりと。
では、また。