ども、やっとこさ連載終了の岡田達也です。
昨日のつづき。
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2000年に上演された
『また逢おうと竜馬は言った』の初日
南塚に教わったことはとても大きくて
僕はその後もたくさん竜馬さんを演じさせてもらうことになるのだけど
その都度の役作りというか
取り組むときの心持ちは
相手役が誰であろうと
あのステージのときに感じた
そいつの尻を叩きながら
かつ、呼吸しやすいように
というものが基本線となり
回数を重ねていくうちにそれはブレなくなった。
そして
唯一、勝手な願望を言わせてもらえるなら
誰も会ったことのない竜さんが
そういうタイプの人だったらいいなぁ、と思っている。
人としてのスケールが違いすぎるから
せめて、どこか、一つだけでも
な~んて、勝手な願望。
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“元々は違う人がキャスティングされていた”
“最初は及び腰で取り組んだ役だった”
そんな坂本龍馬(竜馬)さんだけど
結局、51歳となる2019年の
『刀剣乱舞 維伝 朧の志士たち』まで演じさせてもらえたというのは
これは本当に「ご縁があったんだ」と思う。
なんの説得力も無いが、そうとしか言いようがない。
にしても
自分で書いててもスゲーって思う
なんだよ
50歳オーバーの坂本龍馬って
……演劇って何でもありだな
そして
僕はそのことを大変ありがたく思っているし
悔しいけど
南塚に感謝している。
さすがにもう竜さんを演じることはないだろうけど
万が一、酔狂な作家さんが
「もしも竜馬が生きていて50歳になっていたら」というような脚本を書いて
ご縁があって僕にオファーがあったとしたら
是非とも前向きに検討したい。
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参考までに上演記録です。
『また逢おうと竜馬は言った』
2000年8月31日~9月17日 新宿シアターアプル
2000年9月21日~9月27日 新神戸オリエンタル劇場
岡本 南塚康弘
竜馬 岡田達也
ケイコ 田嶋ミラノ(客演)
本郷 大内厚雄
棟方 首藤健祐(客演)
時田 佐藤仁志
石倉 前田綾
小久保課長 細見大輔
さなえ/さな子 坂口理恵
カオリ 岡内美喜子
伸介 篠田剛
土方 佐藤雅樹(客演)
呉さん
こんな話で大丈夫ですか?
聞きたい話と全然違っていたらごめんなさい。
では、また。
追伸
明日から3回やります。
西川浩幸と岡田達也のオンライントークイベント
『東京砂漠のサマーフェスティバル』
まだ大丈夫だと思います。
お時間ある方は遊びに来てください。
ゆるゆるとお話ししましょう。
質問とかありましたら、送ってくださいね!