ども、仕事はじめの岡田達也です。
高校を選ぶときのこと。
僕の好きだった叔父が設計技師だったこともあり
なんとな~く
ボヤっとしたイメージだったけど
「将来は自分も家の図面を描けるようになったらいいなぁ。おじさんみたいになりたいなぁ」
なんて思うようになり、工業高校の建築科に進学した。
入学して1週間。
とある授業で初めての図面を描かされた。
それは
“在りものの図面を、見よう見まねでコピーする”という内容で
岡田達也少年は
「な~んだ、そんなの簡単じゃないか。さては先生、授業をするのが面倒くさくて、生徒に描かせている間、寝るつもりじゃないだろうな」
と、実にナメ腐った態度で製図に取り掛かった。
クラスメイトと
出来上がった図面を見比べてみて
僕は度肝を抜かれた。
へ、へ、
下手すぎる……
なんだ、これ?
線が、違う
デリケートさが、違う
同じものを描いてるだけなのに
どうしてこんなに差が出るんだ?
僕の図面だけ、群を抜いてひどい
センスの欠片も無い
こりゃ、ダメだ……
おそらく
僕が描いた図面で家を建てたら
3日で壊れるだろう……
達也少年の挫折は早かった。
入学してわずか1週間で
来るべき学校を間違えたことを思い知った。
それから3年間
僕は建築の授業に身を入れることなく
“自主的な課外授業”に精を出すこととなった。
*
すっかりおじさんになった僕から見れば
高校時代ってのは
多感で
敏感で
思うことがいっぱいあって
それでいて
力が余ってるときだから
何か打ち込めるものを見つけられたら
とても幸せなことだと思う。
授業でもいい
クラブ活動でもいい
何でもいいから、真正面から向き合えるものが。
(僕のような課外授業は除く)
* *
突然ですがーー
4月1日より
『鳥取県文化振興財団』さんと
プランニング・アドバイザー契約を結びました。
ま、細かい話はさておき
鳥取県の高校生たちに
「自分が思ってることを芝居にしてみない?」
って囁いてまわるのが、最初のお仕事です。
もしも、少しでも、興味があれば
1年という時間をかけて
プロフェッショナルなスタッフさんと一緒に
脚本づくりに挑戦してみませんか?
というお誘いです。
鳥取県の高校生で
このブログを読んでくれている子たちはそんなに多くないだろうから
もしもお知り合いに鳥取在住の高校生がいたら
囁いてみてください。
「岡田達也という人が手ぐすねを引いて待っている」と。
*
詳細はこちら。
鳥取県文化振興財団
『U-18プロジェクト Act2』
http://cms.sanin.jp/p/zaidan/5/1/10/4/
では、また。