ども、食欲は秋だけじゃなく一年中ある岡田達也です。
なぜボクサーは
10㎏近い減量が可能なんだろう?
なぜロバート・デ・ニーロは
役によって体型を変えられるんだろう?
すごいなぁ、と思う。
僕が知る数少ないボクサーの一人、力石徹は
矢吹ジョーと戦うために
毎日トマト1個だけを食べて体を絞っていた。
その姿を見て
「ボクサーにだけはなるまい」
と、強く心に誓った僕は
子供のころから食い意地が張っていたことは間違いない。
(……マンガの話で大丈夫なのか)
*
「体重」
それは多くの人にとって永遠の悩みーー
なのかもしれない。
*
僕が人生で一番太っていたのは
1994年
初めてポリープの除去切除をした後だった。
『ディアーフレンズ,ジェントルハーツ』という作品で
実在の人物である「江川卓投手」を演じたとき
僕の体は68~70㎏まで大きくなっていた。
(左が筆者 右は近江谷太朗先輩)
僕が野球好きだったこともあり
江川投手の投球フォームを真似ることが楽しく
オマケに
体が大きかったので
近江谷先輩から
「達也はデニーロ・アプローチに成功した。お前のベストアクトだ」
と言われたが
(ちなみに先輩は今でもこの作品が僕のベストだと言い続けている。……それってどうよ?)
あれは単純に
薬の副作用と
過度な飲酒のせいであって
役作りでも何でもなかった。
……
……
*
その後、歳を取り
僕の体重は64~66㎏で落ち着くようになった。
で、
『刀剣乱舞』出演が決まって
“若者に交じって動くなら少し絞ってみよう”
と一念発起
人生で初めての減量に挑んで
今は60~61㎏に落ち着いた。
そりゃ、一言で言えば
「体が軽い」し
イコール
何をするにも動きやすいし
膝にも負担が少ない
良いことだなぁとは思う。
思うのだが……
それは
かなり頑張って食事を制限し
運動を続けた結果なので
頭の中の自分が叫ぶのだ。
「食べたいよぅ」
「飲みたいよぅ」
「もう解放してくれよぅ」
と。
*
「BMIも正常値ですし、今のままの食生活を続けてくださいね」
そう女医さんは言った。
……まだガマンが続くのだろうか?
死ぬまで、この食欲と、戦い続けなければならないのか?
*
今、僕の楽しみは
『デカキン』というユーチューバーの動画を見て
(体重135㎏)
自分の食欲をバーチャルで満たすことだ。
食べても太らない体ってのは
どこかで手に入らないものだろうか?
では、また。