ども、やっぱり叔母が大好きな岡田達也です。
昨日のつづき
*
叔母・多鶴子さんから電話があった翌日
朝一番で頼まれたトイレットペーパーを買いに行こうとしたときだった。
多鶴子さんからショートメールが届いた。
なぜかこの叔母はEメールを使わない。
「昨日、頼んだ品直ぐ回復ずるそうでおさわがせしましたね。」
(原文のまま)
まずは何か所か添削したいところだけど
今はそれよりやるべきことがある。
僕は返信した。
「え? 大丈夫なの?」
「非常時、にあるふうちようひがいというそうでそれに乗ってしましたんだね、怖い、ね。」
(一言一句、原文のまま)
やはり思いっきり添削したい文章が返信されてきたがーー
さておき
結果オーライだ。
*
僕は製紙工場に勤務しているわけじゃないけど……
どう考えてもおかしいと思っていた。
ウィルス感染予防のために取れる手段と言えば
うがい、手洗い、マスクくらいだろうから
マスクが不足するのは、まだわかる。
……トイレットペーパー?
……なぜ?
日本のトイレットペーパーがすべて中国で生産されているなんて話は聞いたことがないし
震災のときのようにライフラインが断たれているという状況ではない
ということは
マスクと違って
トイレットペーパーは
普段通りに消費され、購入されていれば、なくなることは無い
つまり
慌てて買い占める(買いだめする)必要はない
……はずの品だ
なのになぜ?
本当に不思議なことが起こるもんだ……
ま、多鶴子さんのメールはとても面白かったし良しとしよう
……あ
笑ってる場合じゃないや
多鶴子さんはさておき
我が家のトイレットペーパーの残りが少なかったんだ
叔母の分は買わなくてよくなったけど
それこそ我が家に買っておこう
買い忘れたら笑い話にもならないし
*
昨日出かけたドラッグストアに再び行ってみた。
……え
……うそっ
トイレットペーパーが消えていた。
昨日
あんなにあったのに
売るほどあったのに
何処にもない
1個もない
東京よりも
24時間遅れで
鳥取にも
おかしな流行りがやってきた
これは多鶴子さんの言うところの
「非常時、にあるふうちようひがい」なんだろうか?
* * *
誤解を恐れずに言えばーー
こんなに大変な時期だから
ある程度の覚悟を持って過ごしてるほうが
日常で呼吸していても苦痛にならないし
ひたすら怖がっているだけでは
生きていることがしんどくなる一方なんじゃないかな、と思う
ウィルス対策に
1ミリの役にも立たない僕が言うのもなんだけど
だからこそ
せめて
見えない誰かに踊らされないでいたい
今、やれることは
「トイレットペーパーの買い占めじゃない」
くらいのことはわかっていたい
最悪
ティッシュでも
キッチンペーパーでも
なんなら新聞紙を手で揉んだってお尻は拭けるし
自分の頭で考えて
自分の意志で行動していきたいものだ。
* * *
東日本大震災のときに
「水を確保しなきゃ」って慌ててた自分が
この言葉を知って大いに反省し
大好きになった言葉です。
もしも説教臭く聞こえたらごめんなさいね。
では、また。