ども、背番号は19に憧れた岡田達也です。
僕はソフトバンクホークスのファンだ。
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何度も書いてる話だけど今一度、書かせてほしい。
子供のころ
本当はジャイアンツを応援したかった。
だって、今とは時代が違うのだ。
当時、鳥取のテレビでは巨人戦しか中継されなかった。
覚えるのはジャイアンツの選手だけ
しかも、そのチームには長嶋、王という絶対的存在がいた。
テレビアニメでは『巨人の星』が人気だった。
誰もが大リーグボールを投げたくてしょうがなかった。
そりゃ、ジャイアンツファンになるのが普通だった。
他に選択肢が無かったのだ。
実際、鳥取の子供たちの9割はジャイアンツの帽子を被っていた。
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父・隆夫さんは天の邪鬼なところがある。
いや……
天の邪鬼なところしかない、と言っていい。
「なんでもかんでも強いチームを応援するのはダメだ!」
そう言われた。
考えてみれば
僕は隆夫さんから
“教育”だとか
“父親としての考え”だとか
“人格形成に必要な部分”など
親から子へ伝えられるべき最低限のものを何一つ受け取っておらず
唯一、教えと言っていいかどうかも怪しいが
「なんでもかんでも強いチームを応援するのはダメだ!」
というのが
隆夫さんの、父親らしい、最初で最後の発言だと思われる。
こうして僕は『判官贔屓』という言葉を覚えた。
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僕は緑色が好きだった。
ゴレンジャーではミドレンジャーが好きだったし
持っている筆箱も緑色だった。
チームカラーに緑が入っているのは
南海ホークスと
大洋ホエールズの二つの球団があった。
僕は迷わず南海ホークスのファンになった。
え?
なんでホークスを選んだのかって?
ホエールズのユニフォームは
オレンジ色に緑の縁取りであって
真緑なのは南海ホークスだけだったから。
もしもホエールズのユニフォームも真緑だったら
今の僕の人生は全く違うものになっていたかもしれない。
つづく