ども、切り替え上手な岡田達也です。

 

 

 

 

 

『刀剣乱舞』

昨日は休演日。

 

本当はどうにかして疲れた心と体をリカバリーしたかった。

 

実際は51歳の身体を

27~28歳という今回の役の年齢設定が成立するように

自分を労わってあげたかった。

 

だが。

 

昨日は次に出演する『花火の陰』の顔合わせがあったので

あまりのんびりとはしていられなかった。

 

「だが」なんて書いてしまったけど

いや、もう、それは本当にありがたいことで

 

こんな

顔色も黒く

おまけに腹の中も黒く

楽屋でいきなり後輩にプロレス技をかけたがるわ

1年のうち365日は酔っぱらっているわ

そんなダメな俳優を

「使おう」と思ってくださるだけでとても感謝している。

 

 *

 

というわけで

昨日は読み合わせは行われなかったけど

台本は渡された。

 

稽古開始までにしっかりと読み込んで

可能な限り覚えなければならない。

 

で。

 

これは僕自身が“ラッキーだったなぁ”と感じていることなんだけどーー

 

僕は、同時期に、台本が2作品被っていても、混乱することはない。

 

つまり

『花火の陰』の稽古が始まったら

昼間はそちらに顔を出し

夜は『刀剣乱舞』に出演する

という生活が始まるのだけど

 

2作品のセリフが混ざる、とか

それぞれの役が混乱しキャラクターが変わってしまう、なんてことは皆無だ。

 

もちろん体力的にはキツいものがあるけど

少なくとも頭の中は切り替えられる。

 

実は

俳優さんの中には

本番と稽古が重なることを嫌う人が多い。

 

その大きな要因は

上にも書いた

“セリフやキャラクターの混乱が生じるから”

というものだ。

 

きっと「役者としてのタイプなんだろうなぁ」と思う。

 

僕なんかは

「役に没頭してしまって役が抜けない」とか

「役が降ってきて人格が変わる」というようなタイプではなく

 

終演した直後には「よし、今日はニラ玉を食べに行こう!」と思うような役者なので

切り替えに関しては自信がある。

 

 *

 

というわけで

まったく違うタイプの作品を二つ抱えての生活が始まる。

 

先ほども書いたが

とても大変だけど

とてもありがたいこと。

 

いつまでも呼んでもらえる俳優でいられるように頑張ろう。

 

 

『花火の陰』の稽古で

「ぜよぜよ」言わないように注意します。

 

 

 

 

 

では、また。