ども、都合の良いときだけ神頼みの岡田達也です。
本日より『刀剣乱舞』
チケット先行予約があります。
詳細はこちらから。
公式サイト
https://www.marv.jp/special/toukenranbu/index.html
* * *
さてさて。
『刀剣乱舞』で
僕は「坂本龍馬」を演じる予定だ。
その件について
SNSなどでいろんな意見が飛び交ってるらしい。
「龍馬が亡くなったの33歳のときだろ? 本当にアラフィフで大丈夫なのか?」
といった心配の声や
「プロの坂本龍馬登場かよ」
という、思わず笑ってしまった書き込みなど
応援されたり、心配されたり
ずいぶんと幅広で、たくさんの声を聞いた。
その中で、とても嬉しかったのが
「自分が初めて観た舞台で、岡田達也の坂本龍馬に会った」
というもの。
これが意外に多かった。
なるほど……
よく考えてみれば
2000年、2002年、2010年、2014年、2016年、
と5つの舞台で僕は坂本龍馬を演じている。
(作品としては
『また逢おうと竜馬は言った』×3
『裏切り御免!』
『駆けぬける風のように』)
たしかになぁ
森光子さんの『放浪記』にはとてもかなわないけど
(比較するんじゃないよ。バチが当たるぞ)
それでも
一人の人物をこれだけ演じてるというのは
とても珍しいと言っていいだろう。
結果
“初めて観た龍馬が岡田達也”
という人もたくさんいらっしゃるんだろうなぁ
と思う。
* * *
書くか書くまいかちょっと悩んだけど……
まぁ、今だから言える話だし
悪い話でもないと思うから書き記しておこう。
僕が初めて坂本龍馬を演じたのは
2000年の『また逢おうと竜馬は言った』という作品。
この作品の上演とキャスティングが決まったのはそれより1年前のこと。
つまり1999年。
ただし。
最初の段階では
僕は龍馬の予定ではなかった。
劇団は
龍馬役として
とある別の俳優さんにオファーしていた。
名前は伏せておくけど
その人にオファーすると聞いたとき
「あぁ、それは面白そうだ。彼が演じる龍馬なら観てみたいぞ」
と、僕自身がとても楽しみになったのを覚えている。
ところがーー
その人はスケジュールの都合でNGになった。
ここで作・演出の成井さんは
何を思ったか
僕に龍馬を演れと言い出した。
「えっ? 僕ですか!?」
と思わず声が出た。
……よほど人材不足なんでしょうか?
と思ったけど
とても成井さんには言えなかった。
つづく
※ 作品名は『また逢おうと竜馬は言った』ですが、文中は「龍馬」の表記で統一しました。