ども、見た目は大人頭脳は子供その名は岡田達也です。
今は立派なおじさんになった僕にも
高校時代があった。
僕の高校時代はちょっと変わってる。
周りのみんなが
部活や恋愛や音楽に夢中になってる中
僕は学校が終わると
父(隆夫さん)と伯母(多鶴子さん)が経営していた
鳥取駅前にある『まるさわ』というファストフードのお店で働く毎日だった。
まるさわは
たい焼き、たこ焼き、お好み焼き、焼きそばを主力としたお店で、当時はかなり流行っていた。
そこには、僕より1〜2学年上の先輩たちが10人ほどアルバイトとして働いていた。
で。
この先輩たちが、とても面白て魅力的な人ばかりだった。
もう時代が変わってしまったから迂闊なことは書けないけど
学校では教われないあれやこれやを
僕はこの人たちからすべて学んだ。
例えば
「話し上手になりたいなら、まずは聞き上手であれ」
「お酒は楽しい時間にするためだけに使うもの」
「ギャンブルは熱くなった瞬間に負けが決まる」
などなど。
そりゃ高校で教えてくれるようなことではない。
*
なんというかーー
“男が男に憧れる”という感覚を覚えたのはこのときで
たった1~2歳しか違わないのに
自分はこんなに幼くて
みんなは大人に見えて
「どうやったら肩を並べることができるんだろう?」
と思って、僕はいつでも一生懸命背伸びをしていた。
今思えば
それはもしかすると
僕が若かったから特別みんなが大人っぽく感じられただけで
実はそんなに大差は無かったのかもしれないけど
17~18歳という
人生の中でも“かなり感受性の強い時期”に
彼らに出会えたことは今でも感謝している。
その時期に
誰に出会うか?
これは人生において
大きな大きな意味を持つ気がしている
*
昨日、まるさわ時代の先輩3人と飲んできた。
何十年ぶりに会ったみんなは
髪の毛も薄くなって
すっかりおじさんになってたけど
相変わらず魅力的な人たちだった。
* * *
今日、明日と
鳥取県の高校生たちを相手にワークショップをしてきます。
願わくば
感受性の塊みたいな年頃の生徒さんたちに
「良い出会いだったな」
と記憶されますように。
「あの人、顔色黒かったな……」
だけだと寂しすぎるから。
で。
すみませんが明日の日記はお休みさせていただきます。
では、また。