ども、刺激をもらった岡田達也です。
キャラメルボックスの制作部だった小森くんという男性から
「岡田さんの大好物だと思います! 是非、観てください!」
と、1枚のDVDが送られてきた。
小森くんとの付き合いは古い。
もう20年はとっくに超えている。
そんな付き合いの長い人から
「岡田さんの大好物」という
何とも好奇心をくすぐられる言葉を使われると
おのずとハードルは高くなったのだけど
これがまぁ、とても面白かった。
ホントに気持ちよく笑った。
*
中野劇団
『10分間2019』
*
作品の説明は省くけど
(興味ある方はサイトを読んでみてください)
何より驚いたのは
この劇団のメンバー
みんな京都でサラリーマンをやりながら劇団の活動をしているらしいのだ。
『二足のわらじ』である。
いや
その
なんというか
ちょっとくやしかった。
「おいおいおい、二足のわらじでこのレベルの芝居が作れるのかよ? だとしたら芝居だけやってるこっちはもっと面白くないとダメじゃないか」
みたいな感じである。
この例えで伝わるのか自信はないが
「専業主婦なら家事が上手いのもわかるけど、働きながらにして家のことが完璧にできてるじゃないですか!」
みたいな驚きがあった。
将来的には
「鳥取県知事」
あるいは
「鉄板焼きの店主」
になる予定があるので
僕も『二足のわらじ』になる心づもりはあるけど
あくまでも予定は未定であり
例えいくら僕がその道を望んでも
「県知事」は需要がなければ実現しないし
「店主」になるには運転資金を稼ぐ必要があるのに
演劇をやっているという
とんでもない遠回りをしているので
こちらも実現の可能性は今のところ低い。
*
先日行った『豊岡演劇祭』のアフタートークで
青年団の平田オリザさんが言っていた。
「演劇の世界で、プロとアマチュアの差は「覚悟」があるかどうかだけの違いだと思う」と。
なるほど
そう考えると
「演劇だけやってるからプロ」
「仕事もやっているからアマチュア」
という線引きは無いのかもしれないけど
それでも
芝居だけやってるなら
いつだって最低限のクォリティを保証した上でお客さんに届けたい
と強く思う。
*
芝居に限らずだけど
世の中には
掛け持ちしながら専門職に引けを取らないーー
そんな化け物がいっぱいいる。
だから不器用な僕などは
ずっと自分を磨いてないとダメなんだろうなぁ
いやはや
恐れ入りました。
良い刺激をもらいました
……というお話。
では、また。