ども、眠れなかった岡田達也です。
いつもならば
豪快な口呼吸でイビキを響かせ
筒井俊作の体が震えるほどの歯ぎしりをかまし
多少のことでは目を覚ますことがないほど深い眠りに落ちるのだけど
昨日はちょっと考え事をしてるうちに朝になってしまった。
こんな僕でも考えてしまうことくらいある。
寝不足の岡田達也は使い物にならないのでたちが悪い。
考え事の代わりに羊を数えるべきだったと反省。
こんなの1年に1回で十分だ。
* *
「蛙の子は蛙」という言葉があるが
ならば
「蛙の親は蛙」という解釈でも別に問題はないだろう。
父・隆夫さんはよく眠る。
僕に負けないくらい……
いや
僕以上に眠る。
「歳を取ると眠りが浅くなる」とか
「朝が早くなる」なんて話をよく耳にするけど
あれは本当なんだろうか?
少なくとも我が家の84歳を見ている限りはそう思わない。
*
気になったので訊いてみた。
「お父さんは寝不足の日とかあるの?」
「いや、ないな」
……だろうね
「昨日もぐっすり寝たで」
「いいことじゃない」
「だってな、昨日は扇風機を1台にしといたけなぁ」
まさかとは思うが
この“秋の気配”がバリバリの空気の中で扇風機が必要なのだろうか?
しかも自慢気に「1台にしといたけなぁ」ということはーー
「2台はやめといた」
……あたりめぇだよ
「2台でもいけたけどな」
……「いけた」ってなんだよ?
「まぁ、1台でちょうど良かったな」
僕も暑がりだが
父は僕のはるか上を行く
「ねぇ、さすがに寒かったんじゃないの? 窓開けて寝ると、ちょっと肌寒いと思ったんだけど」
「いや、まだ扇風機は手放せんな」
この人の自律神経は麻痺しているのだろうか?
どう考えても体温調整ができてない
僕は釘を差した。
「扇風機を使ってもいいけど風邪ひかないでよ」
「風邪をひかんために、たくさん寝とえるけなぁ。大丈夫だ」
「……」
「なんだ?」
「いや、お父さんに悩みはあるのかな?って思ったの」
「悩みかーー」
「うん」
「俺は前しか見てないけなぁ」
「……」
「嫌なことは忘れるたちだ」
「……」
「だけぇ、悩みはないで」
僕が84歳になったら同じことを口にするんだろうか?
あなたが羨ましいです。
*
睡眠、大事ですね。
みなさんも隆夫さんに負けないくらい良い睡眠がとれますように。
では、また。